2026/1/19
観光地に行くと、外国人観光客で溢れかえっています。ありがたいことです。
しかし、そこで起きている
歪み
に目を背けてはいけません。
現状、訪日外国人は、特定の条件を満たせば消費税が免税(0%)になります。
「輸出品には税金をかけない」という国際的なルール(仕向地原則)があるからですが、果たして今の運用は望ましいのでしょうか?
今の制度には大きな穴があります。
免税でブランド品や化粧品を大量に買い込み、国外に持ち出さずに日本国内で転売して利ざやを稼ぐ。そんな、
不正利用
が横行しているのです。
税関でチェックしようにも、現物がなければ徴収できません。
結果、巨額の消費税が
とりっぱぐれ
の状態になっています。
政府もようやく重い腰を上げ、2026年11月から「リファンド方式」(店頭では税込みで払い、出国時に現物確認して返金する方式)に変える、という話も出ています。
確かにこれで不正転売はある程度防げるようになるでしょう。
しかし、私はもう一歩踏み込んで問いたいのです。
そのお金、そもそも、外国人観光客に返金する必要ありますか?
普通に消費税くらい払ってもらってもよいのではないでしょうか?
こんなことを言うと、
「消費税をかけたら観光客が減る!」
という反論が必ず出ます。
本当にそうでしょうか?
今、歴史的な円安です。
外国人にとって、日本の商品はただでさえバーゲン価格。
そこに10%の消費税がかかったところで、彼らの購買意欲が消え失せるなどとは思えません。
むしろ考えるべきは、「フリーライダー(ただ乗り)」の問題です。
彼らは日本の綺麗なトイレを使い、整備された道路を歩き、治安の良さを享受しています。
これらを維持しているのは、私たちの税金。
ならば、「日本という国を利用する対価」として、消費税相当分を負担してもらうのは、筋が通っているのではないでしょうか。
おもてなしとは、安売りのことではありません。
「観光立国」を目指すなら、媚びへつらう必要はないのです。
堂々と対価を頂き、その分を財源として、観光地のインフラ整備に充てる。
これこそが、健全な観光立国の姿ではないでしょうか。
今の政府内での議論は、
どうやって不正を防いで免税するか
という守りの議論ばかりのように見えます。
そうではなく、「堂々と課税して、国益にする」という攻めの議論を、タブーなく進めていきます。
繰り返しますが、「おもてなし」はタダではありません。
私たちの国を安売りするのは、もう終わりにしましょう。
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ヤマグチ ショウヘイ/35歳/男
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