2026/5/28
昨年1年を通して、議会で取り組んできた「学校給食」の問題。
その活動を見てくださった保護者の皆さまから、これまで本当に多くのご意見やご感想、ご要望をいただいてきました。
今回は、その声を受けて、唐津市学校給食西部センターの視察をセッティングさせていただきました。
せっかくの機会でしたので、視察枠に少し余裕があったこともあり、新風唐津のメンバーにも声をかけ、会派全員で学ばせていただきました。
まずは、大変お忙しい中ご対応くださった職員の皆さま、本当にありがとうございました。
今回の視察を通して、
「どうすれば、より良い給食を実現できるのか?」
その課題と現実が、より具体的に見えてきたように感じています。

現場で働く皆さんは、「子どもたちの命と健康を預かる」という強い使命感のもと、日々給食づくりに向き合われていました。
衛生管理や安全管理のため、設備や工程には細かなルールが定められており、その中で本当に丁寧に、一生懸命に給食を作っておられる姿に、心から頭が下がる思いでした。
一方で、現場が非常に厳しい状況にあることも分かりました。
栄養教諭は、国の最低基準レベルの配置人数。
約4,500人の児童生徒を、わずか3名体制で担当されているとのことでした。
当然ながら業務量は非常に多く、
「本当はもっとできること、やりたいことがあるけれど、手が回らない」
そんなジレンマも抱えておられました。
また、現場の人員体制にも余裕がなく、急な欠員やトラブルが起きても対応できるよう、複雑な工程や手間のかかる調理はできるだけ避ける工夫をされているとのことでした。
つまり、
もう少し現場に余裕があれば
栄養士の負担を軽減できれば
給食の献立や内容の幅は、もっと広げられる可能性があるということです。
この「現場体制」の課題については、他県や他市の事例も調査しながら、唐津市として改善の余地がないか、今後さらに研究・提案していく必要があると感じました。
というのも、たとえ地産地消や、より良い食材調達が実現できたとしても、それを実際に献立として形にし、現場で回していくには、また別の壁があると感じたからです。
そして、もう一つ改めて感じたのが、「給食時間」の問題です。
これは議会でも何度も取り上げてきましたが、栄養教諭の先生方も、まったく同じ問題意識を持たれていました。
現在、学校によっては、特に中学校で給食時間が非常に短く、残食が多い傾向があるそうです。
そのため栄養教諭の先生方は、
「子どもたちが、給食をしっかり食べ切れる時間を確保してほしい」
という考えを、これまでも学校現場へ伝えてこられたとのことでした。
しかし教育委員会としては、各学校へ一律に指示を出すことは難しいという説明でした。
その背景には、戦前・戦中の教育への反省から、「政治的圧力によって教育内容が歪められてはいけない」という考え方があるそうです。
その考え方自体には、一定の理解はできます。
ただ、私は「学校給食」に関しては、少し違和感を感じています。
子どもたちが安心して、楽しく、健康的に食事できる環境を整えることは、思想教育ではありません。
ある学校では十分な給食時間があり、別の学校では時間を気にしながら急いで食べている。
子どもたちが通う学校や、その時の校長先生によって左右されてしまう。
私は、これは“なくすべき格差”だと思っています。
もちろん、学校ごとの特色や多様性はあって良いと思います。
むしろ、あるべきです。
ですが、「適切な給食時間」というのは、食育を実現する上で最低限守られるべき環境ではないでしょうか。

子どもたちの身体は、日々の食事によって作られています。
唐津の豊かな食材を感じ、生産者や給食を作ってくださる皆さんへ感謝しながら、みんなで楽しく給食を味わえる。
そんな環境が、どの学校でも当たり前に実現できるよう、まずは「給食の指針の策定」、現場の声にも耳を傾けて、取り組んでいきたいと思います。
#かいだはるこ
#唐津市議会議員
#市民の声を市政に
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カイダ ハルコ/歳/女
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