2026/4/20
昨年9月より、唐津市では小中学校の給食が無償化されました。
小学校は国の制度として今年4月から開始され、中学校については市独自の予算で実現しています。
子育て世代にとって大きな支援であり、私自身、とても意義のある取り組みだと感じています。
しかし一方で、無償化の裏側では、いくつかの課題も見えてきています。

昨年3月の一般質問では、物価高にも関わらず給食費が据え置かれていたことで、かなり質素な給食になっている点を指摘しました。
その結果、6月には迅速に改善が行われ、唐津市の対応は非常に早かったと評価しています。
ただ現在も、保護者の方から
「まだ少し残念な給食がある」
という声が寄せられています。
専門家からは、
「価格の問題というより、献立の工夫の問題ではないか」
という指摘もありました。
限られた予算の中でも、子どもたちが楽しみにできる給食づくりが求められています。

現在、給食の米と牛乳は地元産ですが、食材全体の地産地消率は約30%にとどまっています。
佐賀県は本来、95%以上という全国トップクラスの食料自給率を誇る地域です。
それにも関わらず、唐津の特産である玉ねぎでさえ使用率は約30%という現状があります。
背景には、
・価格重視の競争入札
・センター方式への移行
(1日約5,000食分を大量調理)
など、構造的な課題があります。
しかし私は、学校給食こそ地域の食文化を伝える大切な場だと考えています。
給食時間が十分に確保されていない学校もあります。
給食センターへ食器を返却する配送時間に間に合わせるため、子どもたちが急いで食べている状況があるとのことです。
実際に、ある中学校の入学式では、
「早く食べる練習を家庭でしてください」
と説明があったという声もありました。
給食は、単なる“食事”ではありません。
文部科学省は学校給食を、
「地域の食文化や、生産・流通・消費などを学ぶ“生きた教材”」
と位置づけています。
唐津で言えば、
・海・山・川の豊かな恵みを知ること
・生産者の皆さんへの感謝を育むこと
・地域の食に誇りを持つこと
これらを、子どもたちが“ゆっくり味わいながら学ぶ”ことこそ、本来の食育だと思うのです。
今回の一般質問では、
価格主義や効率主義だけに偏ることなく、子どもたちの健康を中心に据えた「学校給食の指針」を策定するよう改めて要望しました。
具体的には、
・より良い献立とは何か
・安心安全な食材や地産地消をどう実現するか
・唐津の食文化を感じながら、楽しくゆっくり食べる時間をどう確保するか
こうした課題を整理し、行動計画に落とし込んでいく必要があります。
市からは、今年度中に検討委員会を立ち上げ、専門家も交えて指針を策定するとの前向きな答弁がありました。
昨年は「価格」の課題を改善。
そして今年は、「学校給食の指針」づくりへ。
一つずつ、着実に。
唐津ならではの給食を通じて、世界に誇れる食育を実現できるよう、しっかり伴走を続けたいと思います。
#かいだはるこ
#唐津市議会議員
#市民の声を市政に
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カイダ ハルコ/歳/女
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