2026/7/28
下関市は7月24日、あるかぽーと・唐戸エリアで「唐戸浜焼きバーベキュー」を実施すると発表しました。関門海峡を眺めながら網焼きが楽しめる社会実験で、期間は令和8年8月1日から令和9年1月31日までの約6か月間。姉妹都市広場(阿弥陀寺町、唐戸市場臨時駐車場横)に15ブースが設けられ、唐戸市場で買った食材の持ち込みも可能です。
営業時間は10時から21時まで。ただし雨天・荒天時のほか、8月12日から14日、22日、23日、10月31日、11月1日、12月31日から令和9年1月3日は休止となるので、お出かけ前に確認しておくと安心です。
8月1日から7日まではプレオープン期間として、事前予約者限定のモニター利用があります。1日4回(90分制)、料金は大人1,000円、中学生500円、小学生は無料。予約は電話(関門バーベキューサービス 070-3149-7094)のみで受け付けています。
なお同時期には、海響館海側出口付近で「カイキョーキッチン」も8月7日から16日まで開催され、キッチンカーが出店します。夏の夜の水族館イベントに合わせた企画で、あわせて足を運ぶ楽しみ方もできそうです。
さて、ここからは行政書士としての視点も交えて、少し掘り下げてみたいと思います。唐戸浜焼きバーベキューは令和6年10月にも一度試され、好評だったことを受けての再実施です。実は、あるかぽーと・唐戸エリアではこの数年、朝市、フィーカ、ナイトマーケットなど、似たような社会実験が繰り返し行われてきました。
一見すると「またイベントか」と思われるかもしれません。しかし私は、これは民間投資を呼び込む前の、いわば需要の見える化の作業だと理解しています。従来型の再開発は、机上の需要予測だけで箱物を先に建て、結果として閑古鳥が鳴くという失敗を繰り返してきました。下関駅前やシーモール下関は、その教訓を私たちに突きつけた場所でもあります。
社会実験はこの順序を逆転させます。まず低コスト・短期間・撤退可能な形で試し、来場者数やアンケートから具体的な要望を集め、そのデータをもとに民間事業者が安心して投資判断できる材料を積み上げていく。唐戸浜焼きバーベキューが平日を含む約6か月という長期設定になったのも、単発の賑わいづくりから一歩進み、通年営業や恒久施設化に見合う需要があるかを見極める段階に入った証だと考えられます。
箱物行政への反省から生まれたこの手法自体は、堅実で合理的だと私は評価しています。ただ同時に、これだけ社会実験を重ねてきた中で、実際に恒久施設化や本格投資につながった事例がまだ多くないという点も、今後注視すべき論点です。実験を実験のままで終わらせないために、行政・事業者・市民のそれぞれがどう次の一歩を踏み出すのか。私も引き続き、現場に足を運びながら見届けていきたいと思います。
まずは8月1日からのプレオープン、気になる方はぜひ予約して体験してみてください。
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シライシ ソウ/51歳/男
ホーム>政党・政治家>白石 そう (シライシ ソウ)>唐戸浜焼きバーベキュー開始、下関市が社会実験を重ねる理由