2026/4/2
『暑さ寒さも彼岸まで』とはよく聞く言葉ですが、東京では桜が満開となって花見のニュースが聞かれ、長野でも、福寿草やカタクリ、又、あんず祭りの便りを聞くと春の訪れを感じます。山々の残雪による白い部分と春の花。このコントラストが信州の春だなと思います。

通常国会冒頭で勝負をした解散総選挙の影響をうけて、来年度予算審議は4月にずれ込み、暫定予算を組むことになりました。3分の2を超える議席を自民党が独占する衆議院では年度内成立を目指し最短の審議時間で参議院に送りましたが、過半数を割る参議院では野党の意見を取り入れて行かなくてはならず、予算の成立が年度末を跨ぐ事態となった訳です。
私は参議院議員として政治の道をスタートしましたので、衆議院と参議院の違いを肌で知っている一人です。参議院内の人事は、自民党総裁と言えども口を出す事が出来ず、独自の人事権が確立しており参議院執行部が握っています。平均2年半の衆議院と違い、6年の長い任期を持つ参議院では、与野党の独特な繋がりがあります。時の権力と一線を画した緑風会の流れも影響しているという人も居ますが、参議院の独自性に拘る風土が与野党通じてあるように思います。こうした中で、高市総理大臣の意向に沿って審議を短縮した衆議院に対して、参議院は独自に熟議を尽くすとして年度末を跨いで審議する事となりました。こうした流れになるのではないかと思っていたので、やはりそうなるかと思いました。

もっとも、年度内成立を断念せざるを得なかったからと言って高市内閣の求心力が落ちるとは思っていません。永田町の常識を疑い、旧弊を打破して、審議日程を見直し、衆議院での審議スタイルを変えた事(日曜日開催など)は、有意義だったと思います。また、多くの国民の皆さんもスピード感をもって取組む高市内閣の姿勢は評価していると思います。事実、恐らく4月上旬には予算は成立する事になるでしょうから、予算の前倒し成立には、大いに効果があったと捉えられます。
予算が成立すると国会は後半戦に入って、予算に関連しない法律の審議に入って行きます。理事を務める財務金融委員会では金融商品取引法改正など予定されており対応して参ります。憲法審査会も始動するでしょう。委員となりましたので、憲法改正に向けた実質審議を進めて参りたいと思います。

高市内閣では、将来に向けて17分野の成長分野を選定して、責任ある積極財政の理念の下、夏までに成長戦略を作成するとして、内閣官房を中心に各省庁で政策作成に取り掛かっています。全国の都道府県や市町村では、こうした国の動きに合わせて、地域未来戦略を作成して、国の力を引き出して地域の成長を計って行こうと必死です。長野県でも、全国知事会長となった阿部知事を先頭に、県幹部が日参して取組を強化しており、先日も、私の議員会館事務所にて作戦会議を開催したところです。
宇宙産業、国土強靭化、更には、フードテック分野で発酵産業を織り込む作戦。長野県は、日本酒の酒蔵が国内2番目に多く、ワイナリーは日本一。味噌の出荷量は全国の約4割でトップを極めています。高野豆腐、野沢菜は既に全国ブランド。健康長寿の長野県を支えているこうした発酵をキーワードにした食品産業をブランド化して世界に打って出て行く。既に、数年前からマルコメさん等が中心になって、発酵バレーNAGANOとして、長野県と県内各社で仕掛けをしてきました。是非、地域発展のクラスター事業として国の認定を受けて、長野県発展の起爆剤にしたいと思っています。国への窓口役として、しっかりと役割を果たして参ります。
千曲大橋、落合橋、東外環状線、柳原交差点立体化、遊水地整備、緊急治水対策プロジェクトなど国土強靭化インフラ整備に関する事業も宿題がたくさんあります。1年4カ月間が空いて、改めて、進捗を確認させて頂いています。滞っている事業を前に進めて行かなくてはなりません。国と県、市町村を繋いで潤滑油となり、具体的に前に進めて行く役割を担って参ります。
米国とイスラエルがイランを攻撃して、中東地域が不安定化しています。ついに、ホルムズ海峡を事実上封鎖されて、中東の原油に大きく依存する日本を含むアジア諸国にとってエネルギー危機が現実のものとなっています。自民党本部では、日々変わる現地の状況を注視しながら、連日、イラン進攻を巡り会議が開催され、熱心な討議が行われています。高市内閣は、初期の対応として、価格高騰によるパニックを抑えるために予備費を石油元売り会社へ投入して市場価格を抑え込む手を打つと共に、IEA加盟各国と協調して石油備蓄の放出に踏み切りました。初期段階としては間違いない処置と思いますが、もし、この問題が中長期に及ぶ事となる場合には、供給制限を量的に行うか、価格抑制政策を辞めて、高値の中で事実上の供給制限をしていく等の検討が必要だとの意見も出ています。いずれにしても、エネルギー安全保障を巡り国家的な危機を迎えており、国民に危機意識の共有を訴え理解を得られるかリーダーシップが問われています。責任政党自民党として、与党の矜持を示す時。この数週間の動向を見極めて行きたいと思います。
今回も長いメールマガジンとなりました。最後まで読んで頂き有難うございます。季節の変わり目です。体調管理をして頂きながらご活躍を祈念申し上げます。 若林 健太
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ホーム>政党・政治家>若林 健太 (ワカバヤシ ケンタ)>福寿草やカタクリ、あんず祭りの便りを聞くと春の訪れを感じます。(けんたのまっすぐ便 Vol.202)