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【広島視察】エディオンピースウイング広島に学ぶ「エリアで稼ぐ」黒字スタジアムの舞台裏

2026/7/11

こんにちは!鹿児島市議会の大木ひかるです😃

先日、鹿児島市議会 「産業観光企業委員会」の3泊4日視察で、初日はJリーグ・サンフレッチェ広島の新しいホームスタジアムである「エディオンピースウイング広島」**の視察に行ってきました⚽️

 

ここ最近、福岡県議会における議員視察で報道が賑やかになっておりますが、一部の議員による問題で全ての政治家が同じような目で見られることに非常に憤りを感じています。。。

 

それはさておき、私は私なりにしっかりと現地で学んだこと、感じたことをまとめていきたいと思います🫡
 

🏟️ 37万件の署名から始まった新スタジアム構想

 本スタジアムは、2012年のサンフレッチェ広島のJリーグ優勝を契機に構想が本格化しました⚽️それまでの旧スタジアムは郊外にあり、駐車場の不足や公共交通機関の輸送力不足など、アクセス面に大きな課題を抱えていたためです💦

 サッカー専用スタジアムの整備を求める市民の声は高まり、早期実現のために約37万件の署名が集まりました📝この機運を受け、広島市、広島県、商工会議所、サッカー協会が連携。紆余曲折を経て平成31年2月に現在の「中央公園」への建設が決定しました。
 

💰 総建設費285億円の財源内訳

 総建設費は285億7,078万円に上りますが、その財源内訳は非常に特徴的です。

  • 国からの補助金: 35.4% (約101億1,400万円)
  • 県・市の負担額: 28.1% (約80億2,800万円)
  • 民間・個人からの寄付(ふるさと納税等): 26.9% (約76億8,600万円)
  • 使用料収入等: 9.1% (約25億9,900万円)

 全体の4分の1以上(約77億円)が民間企業や個人からの寄付金で賄われており、いかに多くの期待が集まっていたかが数字からも伺えます!スタジアム担当者からは、

これは単なるサッカーをするだけのスタジアム建設ではなく、中心市街地の商業を活性化させるために必要な施設なんだ』という商工会議所をはじめとする地元企業さんが協力に後押ししてくれたことで、予定以上の寄付が集まり、県民の機運の高まりにも寄与したとのことでした🔥🔥🔥

 

🚶‍♂️ 街中スタジアムが仕掛ける「エリアとして稼ぐ仕組み」と劇的な効果

 本スタジアムは2万8,520席を擁しますが、最大の強みは**中心市街地の繁華街から「徒歩10分圏内」**という抜群の立地にあります。周辺の広島城や原爆ドームなどと一体的な回遊性を持たせるコンセプトですが、その効果はデータにも顕著に現れています📈

【サッカー試合前後の都心回遊率の推移(試合前/試合後)】

  • 令和5年度(旧スタジアム): 11% / 31%
  • 令和6年度(新スタジアム): 52%49%
  • 令和7年度(新スタジアム): 59%54%

 新スタジアムの誕生により、観戦だけでなく街中への劇的な人の回遊が生まれ、ショッピングや食事による経済波及効果がしっかりと現れています🛍️🍽️

 実際に本エリアを歩いてみると、徒歩10分圏内にサッカースタジアム🏟️、大規模の芝生広場⛲️、広島城🏯、市民プール🏊、県立体育館🤸、美術館🖼️、ひろしまゲートパーク⛲️、原爆ドームなど幅広い世代の憩いの場また、観光客の集いやすい場として整備されているのがわかります。

 また、観客の属性は**【広島市民53%、広島県民27%、県外20%】となっており、地域に愛されつつも、2割におよぶ県外客を呼び込むことで大きな賑わいを創出しています。

 なお防災面も強固で、災害時には最大3万人が逃げ込める避難機能**も備えています🫨

 そしてそのアクセスの良さから駐車場は200台程度(関係者用)しかないもののバス、電車、路面電車のアクセスの良さから交通渋滞は起きないようです。
 

📈 年1億円を市に納付する「黒字経営」

 運営はサンフレッチェ広島が指定管理者となっていますが、レストランやショップ等の収入により運営収支は完全に黒字化しています。それだけでなく、なんと広島市へ年間1億円の納付を行っています。自治体の財政を圧迫せず、逆に潤す理想的なモデルが確立されていました🟣

 

💡 鹿児島へのフィードバック:視察から得た5つの重要ポイント

今回の視察を通じて、特に鹿児島市が参考にすべき重要なポイントを5つにまとめました。
 

  1. 課題から生まれた機運: もともとはアクセスの悪さや駐車場不足などの課題があったが、J1優勝をきっかけに新スタジアム建設への機運が一気に高まったこと。
  2. 経済界の強い後押し: 行政だけでなく、最終的には商工会議所をはじめとする経済界からの強い後押しがあったからこそ、建設実現に至ったこと。
  3. 中心市街地への経済波及: スタジアム単体ではなくエリア全体で街の賑わいを創出でき、紙屋町・八丁堀をはじめとする中心市街地へ大きな経済波及効果が広がったこと🫶
  4. 複合施設による黒字化: スタジアム単体では赤字が出る仕組みになっているが、レストランやショップなどの複合施設を充実させることで稼ぎを生み出し、全体として黒字化を達成していること。
  5. 将来への備え(基金の積立): ネーミングライツ(命名権)料やふるさと納税を賢く活用し、30年後の大規模改修などに備えて、今からしっかりと「基金」を積み立てていること
  6. 交通アクセスの集積:バス、市電、JRなどがスタジアム近辺に集積しており、アクセスの良さから、駐車場は必要最低限の整備にとどめている

 

 これら6つのポイントは、今後の鹿児島の街づくりや、サッカースタジアムをはじめとする公共施設整備の議論において、非常に重要な観点ばかりです。

 鹿児島市でも今後どういったスタジアム建設がなされていくべきか、今回の先進事例を大いに参考にしながら、市民の皆さまにとって最適な未来の街づくりへと活かしてまいります🌋

 

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著者

大木 ひかる

大木 ひかる

選挙 鹿児島市議会議員選挙 (2024/04/14) [当選] 4,315 票
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肩書 鹿児島市議会議員(無所属)/飲食店経営
党派・会派 無所属
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