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武田邦彦が語る 財務省が壊した日本人の恩と寺子屋が教えた心

2026/6/17

武田邦彦氏の講義「武田邦彦が語る 財務省が壊した日本人の恩と寺子屋が教えた心」の内容を、書き起こしに基づき厳密に箇条書きでまとめます。

1. 講義の前提と先祖への感謝の念

  • 上機嫌な朝と歴史への意識: 講義当日は非常によく晴れて快適な天気であり、武田氏は上機嫌な精神状態で臨んでいる。昨日に引き続き、現代の日本に生きられることの素晴らしさと、大東亜戦争などで日本のために命を捨ててくれた父親・先祖たちとの繋がりを強く感じている。
  • 日本人が享受する「先祖の遺産」: 有色人種でありながら、本来であれば植民地化されて悲惨な目に遭う歴史を免れ、現在先進国(G7)の一員として恵まれた豊かな生活を送れているのは、自分一人の能力(自己実現の嘘)ではなく、ひとえに父親、おじいさん、曾おじいさん(火じいさん)、曾おばあさんたちが必死に頑張ってくれたおかげである。現代の日本人がこれ以上間違わなければ、子どもや孫の世代もその幸福な影響をそのまま引き継ぐことができる。
  • 現代指導層の道徳的退廃: 現代の政治家、経団連(実業家断連)、財務省の官僚、東大教授にはろくな人間(ロックなのがいない)がおらず、誰もが「自分だけが良ければいい」という利己主義に陥っている。YouTube等で動画の開始前に「いいねをポチッと押してください、私の励みになりますから」と乞う風潮は、浅ましく狂っており、氏自身は純粋に視聴者の人生の参考になることだけを願って、一切の広告収益を拒否して発信している。

2. 江戸時代の過酷な寒冷期(小氷期)と武士の「無私の精神」

  • 小氷期(リトルアイスエイジ)の大飢饉: 江戸時代の5代〜6代将軍の頃から、地球規模で気温が低下する「小氷期(商標器)」の時代に突入した。米が凶作となって天明の大飢饉などに代表される深刻な大飢饉が頻発し、女性が身売りをされるほどの極めて過酷で辛い時代であった。現代の気象庁は「温暖化で気温が上がっている」と騒ぎ立てるが、これは単に過酷だった小氷期から気温が回復しているだけに過ぎず、当時の低下幅を理解して発言しているのか疑わしい。
  • 下級武士の身を処する格格(格調): そのように寒い江戸時代の庶民がたくましく活動できた背景には、上に立つ侍(武士)の道徳観が極めて立派だったことがある。修行を終えて長旅から帰宅した若い下級武士に対し、母親が労をねぎらって貴重なお菓子(砂糖漬け)を差し出した際、息子は「お母さん、私は武士の身ですから、商人なら食べるかもしれませんが、このような贅沢なものは食べません」とご遠慮した歴史がある。
  • 現代の「お上意識」への激しい批判: 現代の国会議員、東大教授、財務省の官僚らは、少し地位を得ただけで「自分たちが上で、庶民は下だ」「お前ら凡人(平民)は黙っていろ」という傲慢な態度(女将・お上意識)をとっている。国民が汗水垂らして稼いだ富の半分(50%)を平然と毟り取っている財務省の役人は、極めて能力が低い。「できるだけ国民から税金を取らずに国家を運営すること」こそが官僚の真の実力である。

3. 世界一の教養を誇った「寺子屋」の平等思想

  • ペリーらを驚愕させた識字率: 幕末に開国を迫ってきたペリーをはじめとする西洋人たちは、日本の教育水準の高さに一様に驚愕した。
  • 平民の女子までが文字を読めた奇跡: 日本では特別なエリートだけでなく、普通の農民(農長さん)や商人といった平民が「寺子屋」に通い、先生から読み・書き・算盤(読みかきそろ)を徹底的に習っていた。ちょっとした家庭のお嬢さんであれば美しい手紙を自ら執筆することができ、女性(女の子)の識字率の高さは当時の世界で圧倒的一位(世界一)であった。
  • 日本文明固有の「真の平等」: * 国が真に栄えるためには、特定の特権階級(武士だけ)が富を貪るのではなく、商人、長人(町人)、百姓(100兆・100勝)の全員が同じように学び、一家族として共に反映(繁栄)しなければならない。
    • 武田氏自身、この平等な日本文明の土台に生まれたため、人種差別や階級差別といった意識は毛頭湧かない。

4. 北陸伝統工芸(福井の職人)の視察と中国人の階級思想

武田氏が大学教授時代、学生や知的な興味を持つ市民を連れて年に2回開催していた「伝統芸術バスツアー」において、実際に直面した衝撃的なエピソード。

  • 福井の人間国宝と職人の大将: 武田氏は富山(富山のラマ)の彫刻(最も・井波彫刻など)、金沢、福井といった北陸の立派な工芸、刀鍛冶、表具、伝統的な眼鏡製造などの一流の芸術拠点をバスを借りて巡った。福井県のある素晴らしい木工(木品)の職人の大将のもとを訪れた際、氏の専門である物理学の枠を超え、職人の立派な人格や技術に対して心から尊敬の念を抱き、深く頭を下げて挨拶を交わして丁寧に教えてもらった。
  • 一流教授が職人に頭を下げるなという暴言: バスに戻ると、同行していた一人の中国人が武田氏の横にさっと座り、憤慨しながら次のように言放った。「武田先生、あんな一流の国立大学の先生が、あんな地位の低い職人に対して丁寧に頭を下げて挨拶をしてはいけません。そんなことをしたら先生の『権威』が著しく失墜(降格)してしまいます」
  • 日本に階級(身分)は存在しない:
    • 武田氏はこの言葉に凄まじい衝撃を受け、大陸の階級思想と日本の精神の違いを痛感した。
    • 日本文明においては、国立大学の一流の教授であれ、福井県のいち職人であれ、公のためにその道を極めた立派な人間に対しては誰もが平等に頭を下げる。
    • 日本には西洋や中国のような醜い「階級」など初めから存在しないのであり、この全人的な平等性こそが日本が世界トップを走ってきた真の原動力(エネルギー)である。今の財務省の役人には、この職人の爪の垢でも煎じて飲ませたい(爪の赤でも飲ませたい)ものである。

5. 世界で日本だけが達成した「全学問の自国語翻訳(解体新書)」

  • 関孝和(関和)の和算の偉業: 江戸時代の天才数学者・関孝和(関和)が編み出した和算の数理レベルは、当時の最先端であったヨーロッパの数学を遥かに凌駕していた。
  • 他国が学問を翻訳しない「ケチな理由」: 世界広しと言えども、先進的なヨーロッパの学問(ドイツ語、フランス語、英語の書物)を学ぶ際、日本以外の国はそれらの専門書を絶対に「自国語」に翻訳しようとしない。なぜなら、「進んだ国の知識を自国語に訳して大衆に解放すると、自分たちインテリの圧倒的な優位性(特権)が失われてしまう」という極めてケチで利己的なエリート主義が日本以外の世界の標準だからである。
  • 杉田玄白らの命懸けの恩返し: 日本人は全く異なる高潔な思想を持っていた。杉田玄白がオランダ語から翻訳した『解体新書』をはじめ、日本の先人たちは自らの利益(出版による微々たる報酬)や損得を完全に度外視し、膨大な労力をかけて西洋の医学・科学・芸術の本を日本語へと翻訳し続けた(武田氏はこの立派な翻訳者たちの詳細なリストを自著にまとめて公表している)。
  • 日本語だけで最高学問が学べる幸福: 「自分は日本に生まれ、日本語と外国語ができるというチャンス(恩)を国から与えられた。だからこそ、この力を生かして自国語に翻訳し、全ての日本人に知識を還元して国に恩返しをする」というのが先人たちの絶対的な信念であった。
  • キャッチアップの達成: この無私の大事業(江戸の藩校や明治の初頭の改正・開国期の大翻訳)があったからこそ、勝海舟(勝の咸臨丸)や伊藤博文(伊藤古の概要)らの世代は瞬時にヨーロッパの文明をキャッチアップ(追い越し)できた。そのおかげで現在の日本人は、自国語(日本語)だけで最高の教育を受け、いい家に住み、いいものを食べて寿命世界一の豊かな生活を享受できている。それにもかかわらず、現代の指導層が「自分の能力だけで稼いでいる」と勘違いしている姿は、極めて醜い恩知らずである。

6. 宮城道夫の「春の海」にみる日本の自然共生

  • 芸術・文学に満ちていた江戸: 江戸時代までの日本は、全部がお金、全部が自分というさもしい社会ではなく、芸術、学問、そして仲間(お互いへの感謝)が中心であった。親は家族を思い、母は子を思い、子は親を敬って一家族(全日本一家族)として生きていた。
  • 不自由な聖者が紡いだ至高の双曲(箏曲): 江戸時代、視覚に不自由(盲目)な人々が「検校(けんぎょう)」という役職の格(格調)を得て、お琴(おこと)の伝統を必死に守り、素晴らしい音楽を伝承してきた。その最高峰が宮城道夫(みやぎみちお・江戸以降の天才)である。
  • ベートーヴェンを超える春の海: 武田氏が宮城道夫の『瀬音(せおと)』や、伝統的な『六段(6段)』、そして銘曲『春の海』を聴くとき、これらが西洋の偉大な作曲家ベートーヴェンの曲と比べてどちらが上か分からないほどの衝撃を受ける。
    • 西洋のチャイコフスキー(チャイコオフスキー)の音楽は、どこまでも「人間」を熱烈に中心に据えた響きである。
    • 対して、日本の箏曲は「大自然」そのものと一体になり、謙虚な気持ちで人生を送るという、格段に洗練された日本人の高い精神文化(美術・小説・和の香り)を体現している。

7. 結論:待機児童・子ども家庭庁の嘘と「感謝の充満」

  • ニュース解説中に感じた「金の亡者」への嫌悪: 武田氏はニュース解説番組『本当の話』の収録中、あまりの内容の酷さに嫌気がさした。出てくるニュース(特にAI・人工知能の進化を巡る報道)の全てが、「これによって日本人がどう立派になり幸福になるか」という視点を完全に欠落させ、単に「労働者が不要になる」「企業がどれだけ儲かるか」という金儲け側の冷酷な論理(強者のヘリ屈)だけで語られているからである。
  • 子ども家庭庁と待機児童の欺瞞: 「子ども家庭庁」などが提出する提案書は、表面上「子どもの自殺防止」などと美しい言葉を並べて巨額の税金を浪費しているが、その実態は子どもの幸福とは何の関係もない天下り利権である。官僚らの心には子どもに対する本物の愛情が1ミリも存在しない。
  • 小池都知事の保育園・待機児童政策への憤り:
    • 武田氏が名古屋大学の教授時代、保育所の整備を巡る会議の席で「預けられる当の子どもたちはどのような希望(環境)を望んでいるのか」と質問したところ、出席者の役人は「子どもだからそんなこと分かるはずがない」と一蹴した。
    • 武田氏はこれに対し、「大学は教授や事務官が豊かになるためにあるのか?学生の満足のためにあるはずだ。保育園も、預けられる児童自身が100%幸福になるための環境をまず第一に検討すべきであり、大人が自分の金儲けや、邪魔な子どもを排除してケーキを食べに行く時間を確保するために小池(小池百合子都知事)の手先となって『待機児童ゼロ』などの小細工(算段)を強行するな」と激しく詰め寄った。
  • 「恩の循環」がなければ幸福は来ない: 子どもは親の性欲の副産物ではなく、命の負託である。親が我が子の幸福のために全力を注ぐ(命を捧げる)姿を見るからこそ、子どもは親の愛(恩)を感じ、将来親や社会に対して恩返しをしようと誓うのである。今の日本人は、杉田玄白、寺子屋の先生、そして未来の子供たちのために戦場で散っていった兵士たちの魂を忘れ、あまりに「恩知らず」に成り下がっている。美味しいご飯を安く食べ、新幹線に乗り、寿命世界一を誇る我々の幸福の全ては、歴史の恩(友人、家族、国の人々へのお互いの感謝)から来ている。この感謝の心が日本中に充満(蔓延・充満)しなければ、真の幸福が日本に戻ってくることは絶対にないと強く声を大にして(失礼いたしましたと述べつつ)講義を締めくくった。

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著者

中村 ひとし

中村 ひとし

選挙 阿久比町議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 524 票
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