2026/6/10
お元気ですか?荒川区議の大月です。

【前回①】
日中関係は政治的緊張が続く一方、貿易は増加し経済的結び付きは強いまま。依存度の非対称性から日本こそ冷静な国益判断が必要だと感じた。
【前回②】
日中は長い歴史で興亡を繰り返し、現代では中国が急成長。強弱は不変でなく、相手を侮らず恐れず現実を理解する姿勢が重要だと感じた。
【今回】
中国は少し違います。中国にとって台湾問題は単なる安全保障上の課題ではありません。主権や領土保全、さらには「中華民族の復興」という国家の存在意義そのものに関わる問題として位置付けられています。
中国共産党の統治の正統性は、「外国による侵略と内戦を克服し、中国を再び強国にした」という物語によって支えられています。近代化とは単なる経済成長ではなく、国際社会で侮られない国家、つまり「強国」として自立する過程であるという考え方です。
私たちが中国を理解する上で、この視点は欠かせません。もちろん日本は日本の立場を守らなければなりません。安全保障上の懸念も軽視できません。しかし、相手がどのような歴史観や国家観を持っているのかを理解しなければ、建設的な外交はできないでしょう。
外交とは相手を好きになることではありません。相手を正確に理解し、自国の利益を守りながら関係を築くことです。日本と中国は地政学的に離れることのできない隣国です。お互いに引っ越すことはできません。
だからこそ対立だけではなく、協力できる分野では協力し、言うべきことは言いながらも冷静な関係を維持する知恵が必要です。私は日中関係を見ていると、「抑止」と「対話」の両方が重要だと感じます。安全保障を強化する一方で、経済交流や人的交流を継続する。
相手の立場を理解しながらも、日本の立場はしっかり主張する。そのようなバランス感覚こそ、これからの日本に求められているのではないでしょうか。歴史を振り返れば、日中両国には対立の時代もあれば協力の時代もありました。
だからこそ目先の感情に流されず、長い歴史の流れと現実を見据えながら、未来の日中関係を考えていきたいと思います。
【終わり】
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ホーム>政党・政治家>大月 たけひろ (オオツキ タケヒロ)>【新聞CK:日経③】日中関係をどう考えるべきか ~歴史と現実から見える未来~