2026/7/29
帯広市議会議員の柳田健太郎です。
今回の行政視察では、公園の整備・管理にPFIを活用している事例について学んできました。
「PFI」という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言えば、行政だけではなく民間企業のノウハウやアイデアを取り入れながら、より魅力的な公共施設をつくっていく仕組みです。
これまでは「公園をどう維持するか」という視点が中心でしたが、今回の視察では「公園をどう活かすか」という考え方が随所に見られ、とても印象に残りました。
「公園」と聞くと、子どもが遊ぶ場所というイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろん、それは大切な役割です。
一方で視察先では、公園が地域の交流拠点として機能していました。
ウォーキングを楽しむ高齢者、ベンチで読書をする方、子育て世代が集まる芝生広場、イベントを楽しむ家族連れ、キッチンカーやカフェを利用する人など、幅広い世代が思い思いに過ごしていました。
「遊具がある場所」ではなく、「人が集まり、地域がにぎわう場所」。
そんな公園の姿を見ることができました。
行政は公平性が求められる一方で、スピード感や柔軟性には限界があります。
そこで民間事業者のアイデアや運営ノウハウを取り入れることで、公園の魅力をさらに高めることができます。
例えば、
カフェや売店の設置
キッチンカーの出店
季節ごとのイベント開催
民間企業との連携による施設整備
利用者ニーズに合わせた管理運営
こうした取り組みによって、公園は維持費のかかる施設ではなく、人が集まり地域経済にも貢献する施設へと変わっていきます。
行政だけでは実現が難しいことも、民間と協力することで新しい可能性が広がることを実感しました。
帯広市にも、緑ヶ丘公園をはじめ、魅力ある公園が数多くあります。
どの公園も市民に親しまれていますが、さらに活用できる余地はあるのではないかと感じました。
例えば、休日に親子で楽しめるイベントやマルシェ、キッチンカーの出店、健康づくりのイベントなど、公園をもっと身近に感じられる取り組みはまだまだ考えられます。
また、利用者が増えることで地域全体のにぎわいづくりにもつながります。
もちろん、公園は営利だけを目的とする場所ではありません。
子どもが安心して遊べる環境や、災害時の避難場所、地域の憩いの場としての役割をしっかり守ることが大前提です。
その上で、民間の力を取り入れながら、市民サービスを向上させるという考え方は、帯広市でも十分検討する価値があると感じました。
人口減少や財政状況を考えると、これからは公共施設の維持管理にも工夫が求められます。
限られた予算の中で、いかに市民満足度を高めるか。
その答えの一つが、今回学んだPFIの考え方なのかもしれません。
施設を維持するだけではなく、「また行きたい」「休日を過ごしたい」と思ってもらえる公園を目指すことが、これからのまちづくりには重要だと感じました。
行政視察は、他自治体の成功事例をそのまま持ち帰ることが目的ではありません。
帯広の地域性や市民ニーズを踏まえ、「帯広ならどう活かせるか」を考えることが大切です。
今回の視察を通して、公園は単なる公共施設ではなく、子育て、健康づくり、観光、地域経済、コミュニティ形成など、多くの可能性を持つ空間であることを改めて実感しました。
こうした学びを委員会での議論や政策提言につなげ、市民の皆さんに「公園がもっと身近で魅力的になった」と感じていただけるよう、これからも現場で学び、その成果を帯広市に還元していきます。
帯広市議会議員の柳田健太郎でした。
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