2026/7/17
こんにちは、江東区議会議員の松澤あいりです。
学校の屋外プールについてです。
江東区立学校のプールは、そのほとんどが屋外に設置されています。近年の気温上昇により熱中症のリスクが高まっており、保護者の方々からも「屋外プールに日よけがあれば」というお声をいただいています。あわせて、区内には集合住宅が多く、学校に隣接している場合は上層階からプールが見えてしまうというプライバシーの懸念も寄せられています。
日よけがあれば、熱中症の危険性を減らせるだけでなく、児童生徒のプライバシーも守ることができます。一方で、簡易的な日よけは強風にあおられる危険があり、常設型でなければ教員や主事が毎回設置しなければならず、現場の負担が増えてしまうという課題もあります。
実は、日よけや屋根の設置は江東区だけの課題ではありません。目黒区では、屋外プールは利用できる期間が短く天候の影響も受けやすいため、複数校での共用化に当たっては日よけや屋根などの設備を充実させ、利用できる期間を広げる必要があるとの考えが示されています。また世田谷区では、自校以外のプール施設や民間施設を活用するモデル事業を本格実施し、水泳授業とプール施設のあり方そのものを見直す動きが進んでいます。国のレベルでも、学校屋外プールでは遮光ネットの設置やプールサイドへのテントの設置・固定など、環境を整えることが熱中症対策として推奨されています。
学校の建て替えは、建物完成から約60年が目安とされています。本来であれば、建て替えの際にプールを作るか作らないか、作るなら屋内にするか、屋外なら最初から屋根や日よけを設けるか、あるいはプールを作らず近隣施設を活用するかまで含めて検討すべきです。しかし60年という節目を待てない学校も多く、区として今できる対策を進める必要があります。
まず短期的には、気温や日差しの強い日に学校の判断で取り付けられる、可搬式の日よけ・遮光ネットの導入を提案します。プライバシーの問題については、周囲の視線をしっかり遮ることができる、より恒久的な構造物の設置を検討すべきです。中長期的には、目黒区や世田谷区の事例も参考にしながら、建て替えのタイミングを待たずに、日よけ・屋根の整備を計画的に進めていくことが必要だと考えます。
子どもたちの健康と安全を守るためには、日よけの必要性は明らかです。ただし、設置方法によっては新たな負担やリスクも生まれるため、常設型の導入も含め、現場の声を丁寧に聞きながら検討を進めていく必要があると感じています。

※写真はイメージです。
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