2026/7/13
多摩市政に挑戦予定の保坂ゆうまです。

物価高が続き、夏の電気代や水道代を心配されている方も多いと思います。東京都では、この夏4か月分の水道料金の基本料金を無償としています。さらに国も、7月から9月までの電気・都市ガス料金の値引きや、ガソリンなどの燃料価格を抑える支援を実施しています。
いずれも生活に直結する制度ですので、対象や注意点を分かりやすく整理します。
東京都水道局と、小口径の水道管で契約している方は、夏場4か月分の水道基本料金が無償になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 呼び径13・20・25ミリの契約 |
| 対象期間 | 夏場の4か月分 |
| 手続き | 申請不要 |
| 無償になるもの | 水道料金の基本料金 |
| 対象外 | 使用量に応じた料金、下水道料金 |
検針月によって対象となる期間が異なります。
偶数月検針:5~6月分、7~8月分 奇数月検針:6~7月分、8~9月分
対象となる口径は、検針票や東京都水道局アプリの「呼び径」で確認できます。
| 口径 | 4か月分の負担軽減額・税込 |
|---|---|
| 13ミリ | 3,784円 |
| 20ミリ | 5,148円 |
| 25ミリ | 6,424円 |
一般家庭で多い20ミリの場合、4か月で5,148円の負担軽減になります。
ただし、水道代がすべて無料になるわけではありません。基本料金に含まれる範囲を超えて水を使用した場合の従量料金と、下水道料金は通常どおり請求されます。また、水道料金が家賃や管理費に含まれている集合住宅では、無償分の扱いについて、管理会社や大家への確認が必要です。
国は、暑くなる夏にエアコンなどを適切に利用できるよう、2026年7月から9月までの使用分について、電気・都市ガス料金を支援します。
家庭向けの値引き単価は次の通りです。
| 使用月 | 電気・低圧 | 都市ガス |
|---|---|---|
| 7月 | 1kWh当たり3.5円 | 1㎥当たり14円 |
| 8月 | 1kWh当たり4.5円 | 1㎥当たり18円 |
| 9月 | 1kWh当たり3.5円 | 1㎥当たり14円 |
特に電力使用量が多くなる8月は、値引き額が大きく設定されています。
国は、電気と都市ガスを合わせて、標準的な家庭で3か月合計約5,000円の負担軽減を見込んでいます。利用者が国へ申請する必要はなく、参加する電気・ガスの小売事業者を通じて、使用量に応じた値引きが行われます。請求時期は契約先や検針日によって異なるため、請求書や利用明細で確認してください。
なお、企業などが使用する高圧電力についても、7月・9月は1kWh当たり1.8円、8月は2.3円の支援が実施されます。
今回の国のガス料金支援は、都市ガスが対象です。プロパンガスなどのLPガスは、この全国一律の自動値引きの対象ではありません。
LPガスについては、国の交付金を活用し、自治体が地域の状況に応じて支援する仕組みとなっているため、実施内容は地域によって異なります。
国は、中東情勢などによる原油価格の上昇に対応するため、ガソリンなどの燃料油に対する支援も続けています。
ガソリンについては、全国平均の小売価格が1リットル当たり170円程度を超える見込みとなった場合、170円を超える部分を補助します。軽油・灯油・重油についても、ガソリンと同額の補助が行われます。この補助金は、利用者に直接支給されるものではありません。国が元売事業者に補助し、卸価格を抑えることで、ガソリンスタンドなどの販売価格の上昇を抑える仕組みです。原油価格などに応じて補助額は変わるため、「いつでも1リットル当たり一定額が安くなる」という制度ではない点には注意が必要です。
| 支援 | 実施主体 | 内容 |
|---|---|---|
| 水道 | 東京都 | 小口径の基本料金を4か月無償 |
| 電気 | 国 | 7~9月使用分を使用量に応じ値引き |
| 都市ガス | 国 | 7~9月使用分を使用量に応じ値引き |
| ガソリン等 | 国 | 価格上昇時に元売事業者へ補助 |
水道、電気、都市ガスは、対象となる契約であれば、原則として利用者の申請は必要ありません。一方で、水道の従量料金や下水道料金、LPガスなど、対象外となるものもあります。「全部無料になる」と誤解せず、請求書や契約内容を確認することが大切です。
水道、電気、ガスは、生活に欠かすことのできない基礎的なサービスです。特に猛暑の中で、料金を心配してエアコンの使用や水分補給を我慢することは、命に関わります。今回の支援は、対象者が複雑な申請をしなくても、料金の値引きとして届く点に意味があります。
一方、一時的な減免や補助だけで、物価高の問題がすべて解決するわけではありません。
支援が本当に必要な方へ届いているか。
制度を知らず、活用できていない方はいないか。
一時的な対策と、中長期的な家計・エネルギー政策をどう組み合わせるか。
行政は、制度を作るだけでなく、分かりやすく伝え、効果を検証する必要があります。この夏は、無理な節約で暑さを我慢せず、エアコンや水分補給を適切に利用してください。
私はこれからも、国・東京都・多摩市の制度を確認し、市民生活にどう関係するのかを分かりやすく発信してまいります。
もっとまあるく、温かくて豊かな多摩市へ!
【参考資料】
・東京都水道局「水道料金の基本料金の無償について(令和8年夏季)」
・経済産業省・資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」
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