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長岡市視察、桃野的考察編。融雪装置と柿の種。

2026/7/12

 

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

 

雪が来る。

もうそこまできている。あと十日もすれば北海から冬の雲がおし渡ってきて、この越後長岡の

野も山も雪でうずめてしまうにちがいない。

(毎年のことだ)

まったく、毎年のことである。 あきもせず季節はそれをくりかえしているし、人間も、雪の下

で生きるための習慣をくりかえしている。

 

これは、幕末に生きた越後長岡藩士 河井継之助の生涯を描いた「峠(司馬遼太郎著)」の冒頭。一行目から心がグッと惹きつけられる書き出しです。

先日のブログでもご報告しましたが、長岡へ行って来ました。

主なテーマは市民協働・交流の拠点としての「アオーレ長岡」 と、市役所のワンストップ窓口。

そちらについては、以下ブログをご覧ください。

アオーレ長岡へ。長岡市の玄関、長岡駅前に「無料で使える」市民交流の拠点あります。

長岡市役所の方々とお話していて頻繁に出て来たのが「市民が主役」という言葉。桃野は”行政と市民が目線を合わせてまちづくりに取り組む”の思いかと推察しながら聞いていました。

河井継之助は、長岡藩の藩政改革に努めた人。その政治信条として「民は国の本、吏は民の雇い」を掲げていたといいます。民は言うまでもなく市民であり、吏は今で言うところの役所の職員ですね。

市民が主役。越後長岡藩以来の気風が今の長岡にも息づいているようです。

そして冒頭の通り、長岡は長く雪との戦いも続けて来ました。

その様子は、夏の長岡を歩いていても見つけることができます。

アオーレ長岡の屋根付き広場もその一つ。市民が季節を問わず集うには屋根は必要です。そしてアオーレ長岡の屋根にはもちろん融雪装置がついているとのことでした。

新しい施設の屋根付き広場だけではありません。雪との戦いは道路を見てもわかります。

道路が赤い。どこまで行っても赤い。アスファルトなのになんでこんなに赤いの?

鉄が錆びたような色ですよね。これは地下水に含まれる鉄分によるものだそうです。

越後長岡の全てを雪が覆い尽くしてしまうと司馬遼太郎が描いたように、長岡は昔ながらの豪雪地帯。

昭和36年、その豪雪と戦ってきた長岡に、公道で最初の「消雪パイプ」が設置されました。冬でも一定の温度を保つ地下水を汲み上げ道路に流し込んで雪を溶かします。上記の写真で道路の真ん中に見える円形の金属部分から水が出ます。発案者は米菓「柿の種」で有名な難波屋製菓(長岡市)の創業者、今井與三郎さんだそうです。

その他に、商店街も民家も軒先には屋根がついていてその下を歩くことができる構造になっているところが多いです。

雪国には雪国のまちづくり。夏に訪問したからこそのリアリティでもありました。

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