2026/7/18
この時期になると水難事故のニュースを
よく目にします。
そのニュースを見るたびに
私が心配しているのは、
救急隊が到着するまでの初動対応です。
近くにAEDが設置されていたのであれば、
意識や呼吸の状態を確認し、
必要に応じて心肺蘇生を行いながら、
1分、2分でも早くAEDを使用することで、
救命の可能性を高められたのではないかと
感じています。
もちろん、
どのケースも結果が変わっていたと断定することはできません。しかし、命に関わる場面では、
そのわずかな時間が非常に重要です。
私は大学生の頃、
50メートルプール、25メートルプール、幼児用プールのある神戸市の王子プールで、
監視員のアルバイトをしていました。
当時は神鋼不動産が管理していたこともあり、
安全管理は徹底されていました。
プロのライフセーバーが常駐し、
医務室には看護師も常駐。
普通救命講習やAED講習はもちろん、毎日さまざまな事故を想定した救命訓練が行われていました。
監視員にも泳法テストや継続的な水泳訓練があり、当時は「プールの監視員になるために、ここまで厳しい訓練が必要なのか」と思ったほどです。
そこで特に教えられたのは、
事故が起きた際、何の救命道具も持たずに助けに入ってはいけないということでした。
救助する側まで危険な状態になれば、
助けられる命も助けられなくなります。
救助用の浮き具などを携行し、自分自身の安全も確保したうえで救助に向かうことが基本でした。
そして、ライフセーバーや監視員の仕事は、
事故が起きてから始まるものではありません。
危ない行動をしている子どもや、
溺れる可能性がある人を早めに見つけ、
その近くで重点的に監視する。
必要があれば本人や保護者に声をかけ、
事故を未然に防ぐ。
人の命を守るためには、さまざまな視点から危険を予測することが大切だと学びました。
もちろん
AEDだけがすべてではありません。
これから本格的な海水浴シーズンを迎えます。
海水浴場やプール、キャンプ場などを利用する際には、
・危険な場所はどこにあるのか
・AEDはどこに設置されているのか
・監視員や救護員はどこにいるのか
・事故が起きた際、誰に知らせればよいのか
利用者の皆さんにも、少しだけ意識して確認していただきたいと思います。
準備や確認には時間がかかります。
しかし、事故は一瞬で起こります。
その一瞬に対応し、命を守り、
次の救命措置へとつなぐためにも、
日頃からの準備と訓練が重要です。
また、普通救命講習は各自治体や消防機関などで
実施されており、
無料で受講できる場合も多くあります。
胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を一度学んでおくだけでも、目の前で人が倒れたときの行動は大きく変わります。
ぜひ皆さんにも、
一度受講していただきたいと思います。
私自身も仕事柄、
毎年必ず一度は救命講習を受講しています。
#躍動の会
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