2026/7/6
こんにちは。強い雨が降り続く壱岐島ですが、この雨が終われば梅雨明けして30度超えの暑い日が続きます。皆さん、今度は熱中症に気をつけてお過ごしください。
さて、6月議会が6月26日に終わって時間が経ちましたが、6月議会の報告を兼ねてブログに書きたいと思います。
まず、タイトルの通り、菊池はサンドームの条例を廃止することに反対しました。ただし、17年間未活用だったサンドームが活用され、湯本そして壱岐が盛り上がる起爆剤になることは、大歓迎なので、採決をする26日の当日まで、「賛成」と「反対」のどちらにするか悩みに悩みました。が、どのような活用方法がされるのかが、最後まで不透明であったこと、議会軽視だと感じたことから、反対をいたしました。それでは、少し解説をいたします。


そもそも、サンドーム壱岐は、「壱岐市体育施設条例」に定められており、「行政財産」です。行政財産を民間事業者等に貸し出しをする場合に、1年契約となります。なので、例えば、専門学校を運営するための施設の改修をする場合に、中長期的な事業計画を立てる必要があり、この1年だと、計画が立てにくいということで、最長10年の貸付ができる「普通財産」になるため、「壱岐市体育施設条例」からサンドーム壱岐を除く、条例改正が必要となります。
しかも、施設改修には、莫大な費用がかかりますが、この費用は、【原則】事業者持ちになり、壱岐市の負担がないので、壱岐(市)にとって、めちゃくちゃありがたい話です。なので、未活用だった施設を活用して、しかも20歳前後の若い世代が、壱岐に学びにきて、壱岐が盛り上がる姿をイメージしたら、条例廃止に賛成をしたかったのが、本音です。
でも、反対した理由は、最終日の討論でもしたように次の理由からです。長いですが、菊池の反対討論です。
議案第35号「サンドーム壱岐条例の廃止について」に対し、反対の立場から討論を行います。
この議案は、長年使われていない「サンドーム壱岐」を民間事業者に貸し出して有効に活用し、行政財産から普通財産へと種類を変えるため、今の条例を廃止しようとするものです。 建物の老朽化が激しく、これから何かを始めるだけでも莫大な改修費用がかかる施設です。
これに対し、民間の資金やアイデアを活かして壱岐を盛り上げようとする方向性や、手を挙げられた事業者様の熱意そのものは、本市にとっても大変ありがたく、歓迎すべきものです。
しかしながら、今回の「条例を廃止して、市の財産の位置づけを変える」という重大な決定に対し、今の段階で賛成することはどうしてもできません。反対とする理由は、大きく2点あります。
第1に、「条例を廃止して普通財産にすること」を判断するための情報が、分からない点です。 行政側は「条例の廃止は手続きに過ぎず、具体的な事業内容は契約の前であり、協議等に支障が出るという理由で非公開」と説明されています。しかし、市が提出した資料には「民間事業者に貸し付けを行うために、条例を廃止する」とはっきりと書かれています。つまり、「条例の廃止」と「特定の事業者への貸し出し」は、切り離すことはできません。 普通財産にするということは、市がその施設を自由に長期間貸し出すことができるようになるということであり、議会として慎重に判断すべきです。その判断を行うだけの「確かな理由」があるのかどうか、それを確かめるための事業計画や会社の概要が「非公開」のままでは、私たち議会は、この条例廃止が本当に正しいのかどうかを、総合的に判断することができません。これでは、中身が分からないまま市にすべてをお任せする状態であり、市民の代表である議会のチェック機能を果たすことができません。
第2に、行政側の手続きの進め方、順番が根本的に間違っている点です。
今回の条例廃止の概要資料には、「地域の活性化に資する利活用を図るため、公募型プロポーザルを実施し、貸付けを行う」とあります。しかし、この条例廃止が議会で審議される前の4月8日から公募型プロポーザルが実施され、5月18日にはすでに事業者が選定されています。 本来の正しい手順であれば、まず議会に条例の廃止を諮り、普通財産にすることの承認を得てから、公募プロポーザルを行うべきではないでしょうか。 行政が「まだ決まっていない条例の廃止」を前提として先に話を進め、事業者を決めてから議会に「後から条例を廃止する」というこの進め方は、議会の審議権を軽視し、既成事実を盾に賛成を迫るやり方と言わざるを得ません。このような順序が逆転した不適切な手続きを認めるわけにはいきません。最後に、 私が移住したときから長年放置されているこのサンドームが、民間の力で新しく生まれ変わり、また、壱岐の地元の事業者が多く関わることも知っています。このことにより、新しくできるであろう専門学校によって20歳前後の若い学生が増え、活気が生まれること、新しい雇用や事業が生まれる可能性を否定しているのではありません。
今日の今日まで、この議案第35号「条例の廃止」に賛成することも考えていましたが、判断に必要な情報が隠され、手続きの手順がおかしい現時点において、本議案に反対いたします。
私が述べた2つの反対理由について、「公募型プロポーザル実施後」もしくは、この条例が不都合になった時点、あるいは私の資料要求があった時点で、非公開の全員協議会等で説明していただければ、この討論は違ったものになっていたかもしれません。
これで、討論を終わります。
以上のことから、条例廃止を反対しておりますが、少しでも情報開示があれば、判断が変わっていたかもしれません。また、「現時点で反対」ということで、今後、契約内容や事業計画が明るみになった時点で、この民間事業者のサンドーム壱岐の利活用を応援していくかもしれません。もし、施設の整備や維持に壱岐市負担が発生する場合には、そのタイミングで、これまでの答弁や公募条件の内容と相違がないか確認して、いきたいと思います。
PS
個人的には、サンドームを専門学校の学生だけでなく、島民も利用できるかつ雨の日でも体を動かせるスペースができたらと思いますが、そんな話は、聞いていないので、今後の事業計画に期待です。

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ホーム>政党・政治家>菊池 弘太 (キクチ コウタ)>【壱岐(議会)】サンドーム条例の廃止は可決。菊池は反対。