2026/6/26
【葛飾区】認知症介護は、家族だけの責任ではありません
昨日は、東京都行政書士会の研修に参加しました。
テーマは、認知症の高齢者が列車事故を起こした際の家族の責任が争われた、いわゆる「JR東海認知症事故訴訟」の最高裁判決です。
この裁判では、認知症の男性が一人で外出し、駅の線路内に立ち入って列車にはねられました。
JR東海は列車の遅延などによる損害について、ご家族に賠償を求めましたが、最高裁は「家族だからという理由だけで直ちに賠償責任を負うものではない」とし、この事案ではご家族の賠償責任を認めませんでした。
認知症の介護は、実際には24時間365日続きます。
どれだけ気を付けていても、一瞬目を離した隙に外へ出てしまうことがあります。
もし「どんな場合でも、事故が起きたら家族が全面的に責任を負う」となってしまえば、ご家族は常に大きな不安を抱え、介護そのものが立ち行かなくなってしまいます。
だからこそ、介護を家族だけで抱え込むべきではありません。
地域包括支援センターや介護サービス、見守りの仕組み、そして地域全体で支える体制が必要です。
葛飾区にも、介護に悩むご家族が相談できる窓口や、家族介護者を支える事業があります。
区役所でケースワーカーをしていた頃から、
「夜も気が休まらない」「一人で抱え込んでしまいそうだ」という声を、何度も聞いてきました。
今も、そうした声を伺うたびに、「まずは誰かに話してほしい」と強く思います。
もし身近な方の介護や認知症のことで、不安やモヤモヤを抱えている方がいたら、
「こんなこと聞いていいのかな?」という内容でもかまいません。
メッセージでも、地域の相談窓口でも、どうか一人で抱え込まずに、まずは誰かに相談してください。
誰もが安心して年を重ねられる葛飾へ。
そのために、私も皆さんのそばで話を聞ける人でありたいと思っています。
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