2026/7/15
【寝屋川市「こども図書館+」を視察】
寝屋川市駅、目の前のイズミヤを上がっていくと、ガラッと印象が変わる空間、中央図書館と、架橋を介して、こども図書館+がありました。
一番印象に残ったのは、0〜2歳の子どもと保護者に、とても優しい図書館だったことです。
館内には、赤ちゃんが安心して過ごせる遊び場や年齢に合わせた絵本、親子でゆっくり過ごせるスペースがあり、保育士が常駐。子どもを遊ばせながら子育ての相談もできる環境が整えられていました。
「本を借りる場所」ではなく、赤ちゃんと保護者の居場所であり、未就学児支援の拠点となっていることが、とても印象的でした。一時保育や誰でも通園制度も利用できる図書館です。
また、この施設は指定管理者制度ではなく、市の直営で運営されています。
図書館だけでなく、保育士や看護師、子育て部門など多くの専門職が関わる施設だからこそ、日々の情報共有や迅速な連携を重視し、直営を選択したとのことでした。
さらに驚いたのは、開館してから連携を始めたのではなく、設計段階から保育士が参加していたことです。
子どもの目線で「書架の高さはどうか」「遊具の配置は安全か」「親子が安心して過ごせる動線になっているか」など、現場の声を一つひとつ設計に反映。その積み重ねが、この居心地の良い空間につながっていると感じました。
寝屋川市では、大人向けの中央図書館と、子ども・子育て世代向けの「こども図書館+」を分けて整備しています。
対象を明確にしたことで、それぞれのコンセプトが際立ち、大人は落ち着いて読書を楽しみ、子どもは遊びながら本と出会うなど、年齢や目的に応じた図書館利用ができる空間となっていました。
さらに、駅前には図書館だけでなく、市民サービス窓口や子育て支援機能も集約されています。
図書館に来たついでに行政手続きや相談ができるなど、駅前を市民サービスの拠点として活用する発想も非常に参考になりました。
図書館は、本を貸し出すだけの場所ではなく、人が集い、学び、安心して子育てができる場所へ。
寝屋川市の取組から、図書館が持つ可能性の大きさを改めて感じることができました。
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