2026/7/4
「ケアするあなたを、ケアするまちに」京都市のケアラー支援のコピーです。いい言葉です。
7月2日(木)に大津市議会政策検討会議が開催されました。政策検討会議とは、「政策立案を目標に、議員間討議や具体的な調査・研究を行う会議」として設置されており、一人会派の私も委員として参加しています。本年度は、引き続き議員提案の大津市ケアラー支援条例制定へ検討を行っています。
ケアラー支援条例案へ推進計画策定を提案
ケアラー支援条例は、一昨年の教育厚生常任委員会で議論が始まり、議員提案で理念条例として制定した奈良県大和郡山市への視察を経て、昨年度から政策検討会議で研究者を招いての学習と意見交換、執行部関係部局、当事者などとの意見交換や委員間討議を行ってきました。
7月2日は、提示された条例案への修正を踏まえた案への再度の議論でした。私は、せっかくつくる条例なのだから、「理念条例にとどめず、実効性のあるものにするために」と、「「相互の連携を図るための必要な措置」を「相互の連携を図るための推進計画等必要な措置」とするよう再度修正案を提出しました。
必要な方に必要な施策を届けられているか
大津市でも様々な支援制度が各部署で用意されています。しかし、私が執行部との意見交換で一番印象に残っているのは「必要な施策が、必要とされる方にすべて届いていない、つなげられていないことが課題」との旨の発言です。
また、当事者からは「友達との時間、勉強の時間、したいことをする時間が確保できないことは、とても重大だ」「滋賀県及び大津市は、本当に若者支援が弱い、薄い」「どうすればケアラーの負担を軽減できるのか基盤となるような条例を」「夢や希望を持てる条例に」という声があります。
毎日普通に頑張るケアラーへの支援はあるか
さらには、当事者から「今ある7つの縦割りの計画には確かにケアラーのことに触れている部分もあるが、それは、例えばケアラーが病気などでケアできない状態になった時などにしか活用されておらず、普通に毎日頑張ってケアしているケアラー(問題がないように見えているケアラー)に対しては何もしてもらったことはありません。」という指摘もいただきました。
実効性のある条例が必要
であれば、私は、関係部署が連携して情報交換等の連携会議などを持つだけでなく、市として、当事者・関係者の声を受け止め、市の支援施策の課題は何か、どんな調査が必要かなど、普段頑張っているケアラーの負担を軽くできる施策は市にあるのか、どんなことが必要かなどを検討していくことが必要です。
しかし、現行の条例案では、「必要な措置」という文言であり、市の課題認識によってはどんな措置が行われるのか、また行われないかも不明で、条例の実効性を担保することができないのではないか、と危惧するところです。
そのため、私は、多様な主体が相互に連携・協働するための計画(支援推進計画など)が必要であり、市執行部と議会の共通認識を図るためにも、「推進計画等必要な措置」として明文化する必要があると思います。
※政策検討会議は、京都市のケアラー支援条例の学習会を経たのち、再度パブリックコメントに付すべき条例案について検討を行うことになりました。

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