2026/5/9
海上自衛隊ミサイル艇「はやぶさ」
海上自衛隊ホームページ(HP)“水上艦艇”では、「はやぶさ」型の装備は以下のように記載されています。
・基準排水量 200t
・主要寸法 長さ 50m、幅 8.4m、深さ 4.2m、喫水 1.7m
・主機械 ガスタービン3基 3軸、ウォータージェット推進装置
・馬力 16,200PS
・速力 44kt(ノット)
・主要兵装 62口径76ミリ速射砲×1、艦対艦ミサイルシステム一式
・乗員 約21人
特筆すべきは“速力”であり、44ノット(81km/h)は、海上自衛隊の艦艇の中で最速。
1999年に発生した、能登半島沖での北朝鮮不審船逃走に後押しされる形で建造されたミサイル艇「はやぶさ」が昨日、敦賀港桜岸壁に入港しました。
目的は、5月10日(日)に、きらめきみなと館と桜岸壁で開催される「第44回 親子のフェスティバル」のため。
自身が理事を務める「敦賀防衛懇話会」では、13時予定の入港を歓迎すべく桜岸壁(きらめきみなと館の裏手)で待ち受けると、白灯台の向こうに「はやぶさ」の姿が。
湾内につき速度を落とし、慎重に着岸しました。

【入港するミサイル艇はやぶさ】

【敦賀防衛懇話会では、横断幕を掲げ歓迎】
海上自衛隊水上艦艇群にあって独特の存在感を放ち、沿岸の基地・港から発進、高速航行。
搭載した艦対艦ミサイルで敵艦を制圧する高速戦闘艇は、軍用航空機の世界でいう「迎撃機」の存在と似ていると言われますが、船体を見ればその表現がピッタリだと、あらためて感じたところです。
この「はやぶさ」。
実は、3年前の入港時には特別見学の機会を得、乗組員の方のご案内で艦内を説明いただいた経験がありますが、まず主要兵装に関しては、76ミリ速射砲や後方に備えた4基の艦対艦ミサイルシステム、また警告射撃などに使用するため12.7ミリ重機関銃、レーダーを撹乱するランチャー砲などの火力を装備。
また、能登半島沖での経験を踏まえ、高速で逃げ回る船舶を追尾できるよう、強力なガスタービンエンジンを3基も搭載しており、海上自衛隊初のウォータージェット推進により最高44ノット(時速81km/h)もの速力を発揮でき、前述のとおり、これはこれまでの海上自衛隊保有の艦艇で最高のスピード。

【「はやぶさ」を後方より見る。日章旗の奥に斜め置きされているのが艦対艦ミサイル。後方下部の黒い部分がウォータージェット推進機構。】
なお、砲塔やレーダー、手摺りや梯子の構造物に至るまで、ステルス性に配慮された形状(レーダー波が放射状に反射するよう)になっている細部にわたる設計に驚いたところ。
また、CIC(Combat Information Center=戦闘指揮所)は6畳程度の広さでコンパクト、アルミボディにて軽量化された船体は風と波の影響をもろに受ける(船体が80度ほど傾くこともあるそう)ことから立ち席はなく、すべてショックアブソーバー及び5点式シートベルト付きのシートを配備しているとのことで、考えただけでも船酔いしそうになったことを思い返した次第です。
実は今日も特別見学に参加する予定としていますが、有事の際にはいち早く現地に向かい、最前線で制圧する役割を果たす「はやぶさ」乗組員の皆さまにおかれましては、365日24時間、わが国の領土・領海、国民の生命と財産を守るため献身的に従事いただいていることに心より敬意と感謝を表する次第です。
さて、ここまで「はやぶさ」について紹介してきましたが、入港目的である「第44回 親子のフェスティバル」(主催:青少年健全育成敦賀市民会議)は、明日5月10日(日)に開催されます。

上記チラシのとおり、きらめきみなと館内外にて、はたらくくるまの展示やグルメイベント、各種体験イベントなど、様々な催しが行われます。
そして、桜岸壁では9時30分から15時まで、ミサイル艇「はやぶさ」の一般公開や自衛隊装備品展示などが行われます。
もちろん入場無料、事前申込の必要なく、どなたでもご覧になれますので、ぜひご来場いただければと存じます。
お子さんや保護者の皆さまには、実際間近で船体や艦内をご覧いただき、自衛隊を身近に感じ、その役割や装備の重要性について知っていただければ幸いです。
加えて、このような「リアル」を体感すれば、国防は理想論では決して成り立たず、取り巻く脅威に対して、抑止力が働くのは均衡する軍事(防衛力)あってのこと。
つまりは、「自分の国は自分で守る」との考えを共有いただければなお幸いです。

【船首にたなびく日の丸に、乗組員の皆さんの「国を守る」との使命感が重なった次第】
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