小谷 英次郎 ブログ

【小田原市】2025年6月一般質問連載②学校給食について

2026/5/16

来月、一般質問に挑みます。

その直前に、昨日から連載を開始した2025年6月一般質問ですが、2回目の今日は学校給食。

1年前に給食費無償化の段階的実施案を提案し、現在、実現しています。

全内容はYoutubeとblogでぜひ。

https://www.youtube.com/watch?v=fAyMNPJgL5M

 

【小谷英次郎】

大項目3、学校給食について。
 先月、市内の小学校給食に異物混入が相次ぎました。子供たちの健康増進、食育、社会性や協働精神の育成など、大切な目的のために提供される給食の安全が守られていないのではないかと、多くの市民から厳しい声が寄せられています。小田原市では既に原因究明の調査中ですが、このことを重く受け止め、今後の再発防止策につなげていただくよう強く進言いたします。
 (1)給食費の無償化について。
 先日、小田原市の学校給食センター開所式及び給食試食会に参加しました。本年4月から稼働を開始し、大きく期待しています。私も実に30年ぶりに給食をいただき、とてもおいしく栄養バランスが考えられたメニューに満足でした。
 かつて定時制高校に勤務していたとき、小中学校時代を振り返り、1日1食のみ、給食以外食べてこなかったという子に何人も出会いました。15歳になった子たちから直接話を聞いたとき、義務教育の9年間を通して、安心・安全で栄養豊富な給食が子供たちの命をつないでいたのだと強い実感を持ちました。市長マニフェストにもあり、過去に私も同じ質問をしましたが、給食費の無償化について、市長就任から1年を経て現在、具体的な検討が進んだのか伺います。
 また、6月11日のヤフーニュースで、福岡県福岡市の小学校給食について、唐揚げ1個のみの献立が「少な過ぎる」とSNSで批判が相次いでいるとのこと。福岡市は、栄養基準は満たしていると説明していますが、見た目の寂しさも問題視されています。小田原市小学校においても、ある日の献立ですが、ソフト麺カレーソース、のり塩ポテト、牛乳のみで、市民から提供いただいた写真を見る限り、福岡市とさほど変わらない内容でした。市長マニフェストを望む保護者の方とともに、無償化になるとますます質が落ちるのではと懸念の声もあります。給食の質をどう確保していくのか伺います。
 (2)給食を運ぶためのエレベーター等の設置について。
 私の元に、小田原市の学校において重い給食を子供たちが3階の教室まで運んでいるという情報提供がありました。市内小中学校の給食を運ぶエレベーターの設置状況を伺います。
 

<市長(加藤憲一君)>

 次に、大項目の3、学校給食についてのうち、給食費無償化の検討状況と質の確保についてお尋ねでございます。学校給食費を完全に無償化するには毎年多額の財源が必要になりますため、市の財政状況や施策の優先順位、国が示す方針等を注視しながら、無償化のスキーム及びタイミングを見極めまして、なるべく早い時期に市としての方向を示してまいりたいと考えています。児童生徒の心身の健全な発達に向けまして、安全・安心で栄養バランスや量を保った給食を安定的に提供するため、まずは物価高騰分の補填の継続と献立の充実に取り組んでいるところであります。無償化を実施する場合にも、引き続き3品献立の提供回数の増加や地場産物の活用に取り組みまして、給食の質の確保に努めてまいります。
 1番小谷議員の御質問のうち、大項目の3、学校給食についてにおける給食を運ぶためのエレベーター等の設置についての御質問は、この後、教育長から御答弁申し上げます。


◎教育長(柳下正祐君) 1番小谷議員の御質問のうち、大項目3、学校給食についてにおける給食を運ぶためのエレベーター等の設置につきましては、私から答弁をさせていただきます。
 小中学校における給食用エレベーターの設置状況でございますが、小学校は、下曽我小学校を除く全小学校に小荷物専用昇降機、給食用エレベーター等でございますが、これを設置してございます。なお、下曽我小学校では、1階の食堂がございまして、その食堂で全学年の児童が給食を食べていることから、給食用のエレベーターは設置してございません。中学校は、11校中7校に給食用エレベーターを設置しており、未設置校でございますが、城南中学校、鴨宮中学校、泉中学校、橘中学校の4校でございます。
 以上をもちまして、1番小谷議員の御質問に対しての答弁とさせていただきます。  

 

【小谷英次郎】
 大項目3、学校給食について。中学校における未設置校のエレベーターの状況を伺います。
 3階まで運ぶ学校が実際にあるなら、危険だから、現場から設置してほしいという声は上がっていないのでしょうか。

<教育部長>

本市では、4階に普通教室が配置されている学校は全て給食用エレベーターが設置されており、未設置の4校の普通教室は3階までの配置となっております。これら4校では、教職員の指導の下、給食当番の生徒が協力して教室まで給食を運んでおります。運搬中の生徒のけがなどの報告は受けておりませんが、教室まで運搬の時間や手間がかかるといった声があることは承知しております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

食缶の重さを伺います。

<教育部長>

食缶の中に入れる食材により重さに差異が生じておりますけれども、重いものでは10キログラム前後になることもあると承知しております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

これは過去の他市事例です。同じ約10キログラムの食缶を小学校5年生の男児が1人で運搬。バランスを崩して転倒し、約90度の高温のみそ汁を足にこぼして全治6か月のやけどを負いました。安全管理を怠ったと提訴されての裁判の結果、当該市は判決を受け入れ、控訴せず、保険金359万2632円を支払ったという事例があります。
 生徒の安全確保は学校の重要な責務です。重い食缶を階段で運ぶ作業には転倒・落下などの事故のリスクが伴います。毎日の作業であり、蓄積的な身体負担も無視できません。こういった転倒や落下などの事故のリスクについて、見解を伺います。

<教育部長>

運搬中にこぼれにくい中蓋付食缶の使用や、学校の意見も取り入れて、生徒数の多いクラスでは食缶を二つに分けるなど、リスクの低減を図っております。エレベーターの設置の有無にかかわらず、運搬の際には教職員の指導の下、安全に配慮して運搬をしております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

丁寧な配慮がなされているようで安心しましたが、同時に、体力や体調に個人差がある中で、一律に生徒に負担を課すことは合理的配慮に欠けるとも考えます。また、エレベーターがある学校とない学校で、給食時間や子供の負担の格差につながっていると考えますが、見解を伺います。

<教育部長>

エレベーターの未設置校において給食運搬に時間や手間を要し、生徒や教職員に負担をかけている現状については認識をしております。上の階ほど運搬の負担も大きくなることから、未設置校につきましては、今後、学校施設の大規模修繕などを検討する際には、併せて給食用エレベーターの設置について検討する必要があると考えております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

格差の認識があることに安心しました。ただ、公正公平の観点から、生徒の給食時間を確保するためにも配食員による運搬支援や仮設機器の導入など、安全対策を徹底するべきだと考えますが、見解を伺います。

<教育部長>

給食受入校では、配膳業務を行う配膳員を数名配置し、主食や牛乳のクラスごとの配分などを行っております。また、安全性を高めるため、新しい学校給食センターでは、これまでの食缶に比べてこぼれにくい食缶を導入しており、食缶の数や重さなどについては、各学校の意見も取り入れて対応するなど、安全に配慮して運搬をいただいております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

5月24日の読売新聞に、神奈川県鎌倉市立山崎小学校で給食運搬用エレベーターが故障、保護者や地域住民が給食を教室まで運び上げているという記事がありました。読みながら、小田原市では11分の4の中学校で子供たちが毎日運んでいるのかと思ってしまいました。
 学校給食法第11条では、「学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担とする」とあります。給食用エレベーターももちろんその経費に入るはずです。それを設置者が負担せずに生徒側が労働するのは筋違いではないでしょうか。エレベーター設置は新しい学校が造られるまで仕方ないとは思いますが、そもそも児童生徒に運ばせてはいけないものだという原点を見詰めるべきだと考えます。配膳員さんに支払う賃金は小田原市が負担すべきものです。改めて、配膳員など大人が運ぶという観点について、見解を伺います。

<教育部長>

中学校では、エレベーター設置校におきましても、各階の配膳室に食缶を運び込み、配膳室から教室までは、各クラスの給食当番の生徒が複数名で協力して給食を運んでおります。エレベーター未設置校におきましては、各階に配膳室など給食を安全に保管するためのスペースがございません。加えまして、配膳員が各クラスまで運搬を行う場合、給食の配送から配膳までの時間を考慮しますと、短時間に相当多数の配膳員で対応する必要があるため、給食の時間に間に合わせるように必要な人員を確保することは困難ではないかと考えております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

状況は理解しますが、ずっと答弁における現場の状況説明の中に子供の声がありません。少なくとも4中学校では、給食を運ぶ時間のために喫食時間が短くなっているのは明らかです。
 22年前、私がアフリカのスラムの孤児院で暮らしていたとき、何キロメートルも離れた場所まで子供たちと水くみに行くことが毎朝の日課でした。例えが的確でないかもしれませんが、子どもの権利条約第32条には、「締約国は、児童が経済的な搾取から保護され及び危険となり若しくは児童の教育の妨げとなり又は児童の健康若しくは身体的、精神的、道徳的若しくは社会的な発達に有害となるおそれのある労働への従事から保護される権利を認める」とあります。
 この現状を四つの中学校の生徒たちに伝え、考えてもらうことも学校教育の在り方の一つだと申し上げて、無償化の質問に移ります。
 給食費の段階的無償化について、登壇での答弁を受け、まずは財政面のことについて伺います。中学校1学年の費用、小学校1学年の費用及び総額について伺います。

<教育部長>

現在実施している物価高騰分の補填額を含んだ1年分の概算でございますが、中学校の1学年分の給食費の無償化を実施する場合は約9600万円、小学校の1学年分の場合は約7800万円、小中学校の全学年分の総額では約7億6000万円が必要になると想定されます。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

任期中に着実にマニフェストの実行を行ってください。国による無償化の流れが急速に進み、国は2026年度から小学校からという方針です。より多くの市民が受益できるよう、国の無償化に合わせて2026年度から、まずは中学校3年生、2027年度は中学校2年生と段階的に下ろしてはいかがでしょうか。

<教育部長>

ただいま御提案いただきました中学校での無償化の手法につきましては、段階的無償化の一案として検討をさせていただきます。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

私は議員になったときから一貫して、子育て世帯の負担軽減を政策の柱の中心に掲げてまいりました。前市政にも何度も伝えた子ども用紙おむつの無償化も、多くの市民が望むマニフェストだと考えますので、ぜひ実現に向けて進んでいただきたいと、これで何度目になるか分かりませんが要望いたします。
 さて、給食費無償化については、同時に、無償化よりも質を上げてほしいという声があることを1年前も取り上げました。無償化とともに質が落ちては元も子もありません。質と量の確保について関連して質問します。
 先日の給食センターでの試食会で、杉山三郎議員が、御自身の御飯の実に8割近くも取って私のおわんによそってくださいました。それにもかかわらず、私には量が足りないと感じました。部活動などをやっている子たちの胃袋を満たせているのか心配になりました。さらに心配になのは小学校給食です。登壇で述べた福岡市の給食ですが、私が情報提供を受けた小田原市内の給食の写真と見比べると、小田原市が全国ニュースになっていてもおかしくなかったのではないかと思う部分もあります。まずは、給食の量について、増やしてほしいという市民の切実な声について見解を伺います。

<教育部長>

学校給食は、国の「学校給食摂取基準」において、1日に必要な栄養素等の約3分の1を取ること、また、家庭では摂取しにくいカルシウムにつきましては、必要な量の2分の1を取るように定められております。この基準に基づき栄養素を過不足なく摂取できるように、各学校の実態に応じて栄養士が献立を作成しており、適正な栄養量で適正な量を提供しているものと考えております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

次に、給食の質について聞きます。
 登壇で述べた異物混入の件に関して、なぜこういった事態が起きたのか、今後、起こらないようにどう努めていくのか伺います。

<教育部長>

異物混入の今回の原因でございますが、炊飯事業者において、新たに導入した設備の清掃が確実に実施できていなかったことによるものでございました。炊飯事業者と炊飯機器メーカーによる設備の分解・清掃が実施され、洗浄後に公益財団法人神奈川県学校給食会が当該設備の検査をしたところ、真菌は認められませんでした。今後は、洗浄箇所や洗浄頻度を増やすなどの改善を行うことを確認しております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

1回目の点検で大丈夫だとなって、該当部分周辺を取り除いて提供したと報告を受けていますが、それでもまた異物が混入したということです。この1回目の点検が甘かったのか、業者の責任も問われると考えますが、見解を伺います。

<教育部長>

5月に事業者が実施した清掃の対応については、十分ではなかった部分があると考えております。再度の混入を受けて、炊飯事業者と炊飯機器メーカーが共同で実施した設備の分解・清掃後には改善が確認され、清掃計画の見直しについても報告されていることから、今後も適切な洗浄を継続して実施するように求めてまいります。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

通常、食品加工の場では、CIP洗浄、設置したままの洗浄と、COP洗浄、分解洗浄とが、品質管理プログラムにのっとって定期的に行われるはずです。適切にかつ監査がなされてきたのか伺います。

<教育部長>

事業者におきましては、清掃計画実施表を作成して、分解できると認識のあった機器は分解し、定期的な洗浄を実施してきました。異物混入を受け、従前の計画に基づく清掃では不十分な箇所があることが判明したため、炊飯事業者と炊飯機器メーカーが共同で清掃計画実施表自体の改訂を行ったものでございます。公益財団法人神奈川県学校給食会が、学校給食向けの主食製造業者等をメインターゲットに作成された全国的な監査基準に基づく調査を年1回実施しており、加えまして、定期的に米飯の抜き取り細菌検査を実施していることから、適切な調査が行われてきたと認識しております。
 以上でございます。

【小谷英次郎】

分かりました。マニフェストの着実な実行と無償化に対する市民の懸念の声への対応、また、市民の信頼回復に努めていただくことを改めて強く要望して、次の項目です。

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肩書 世界中を旅した元熱血高校教師
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