2026/4/6
3月29日(日)に市政報告会を行いました。今回は二部構成とし、第一部は映画『ソーゾク』(藤村磨実也監督)の先行上映会、第二部は私の市政報告会でした。

第一部 映画「ソーゾク」上映会
映画『ソーゾク』は、仲の良かった一族が、お母さんの死をきっかけに、法定相続分では納得しない家族や、後から出てきた遺言書をめぐって揺れ動く物語です。タイトルには「相続」「争族」「想族」といった意味が重ねられており、家族の絆を中心テーマにしながらも、「相続については元気なうちに納得のいく準備をしておくことが大切だ」というメッセージが込められています。
【映画『ソーゾク』公式ポスター】
ドロドロの愛憎劇にもなり得る題材でありながら、作品としては重くしすぎず、あくまで多くの方に観やすい形で「想族」と「相続」を考えてほしい、と藤村監督から聞きました。
同日午前中には倉敷でも上映会が行われ、倉敷市出身の藤村監督にもサプライズでご登場いただきました。
第二部 市政報告会
倉敷市の空き家問題を中心に、現状と必要な対策について私の考えをお話ししました。
いい機会なので詳述します。
このテーマを取り上げたのは、国の調査で、空き家の約6割が相続されたものであり、また空き家化の契機としても「所有者の死亡」が約6割を占めているからです。
出典:国土交通省「令和6年空き家所有者実態調査 結果のポイント」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001907473.pdf
さらに、全国の空き家は約900万戸、そのうち貸す予定も売る予定もない、いわゆる「その他空き家」は約385万戸。倉敷市でも空き家は約3万1,540戸、「その他空き家」は約1万1,750戸にのぼります。
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf
出典:岡山県「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要<岡山県分>」https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/965943_9287602_misc.pdf

市政報告会では、現在の国や自治体の主な対策として、次の制度を紹介しました。
■所有者不明土地問題への対策
・相続登記の義務化制度(法務省、P.3)
https://www.moj.go.jp/content/001369525.pdf
・所有者不明土地・建物管理制度(法務省、P.6)
https://www.moj.go.jp/content/001369525.pdf
■空き家の流通を促す対策
・居住誘導区域空家等改修事業費補助金(倉敷市HP)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/kurashi/sumai/1006343/1013283/1024781.html
・空家等除却事業費補助金(倉敷市HP)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/kurashi/sumai/1006343/1013283/1024780.html
■空き家関連税制
・特定空家・管理不全空家の指定と固定資産税の住宅用地特例の適用除外(国土交通省HP)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001712029.pdf
・居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除(国税庁HP)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3302.htm
※相続した空き家の譲渡については、こちらも参考になります。
・被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例(国税庁HP)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3306.htm
そのうえで、今後求められる政策の方向性として、次の3点を提案しました。
1.徹底した流動化対策として、遠隔地オーナーでも簡単に解体費用や売却価値を知ることができるサービスとの連携
例:クラッソーネ
https://www.crassone.jp/special/lp_new_offer_cost/n.html?
2.所有者が空き家処分の最初の第一歩を踏み出しやすくする「家財整理・家じまい補助金」の創設
3.転居やホーム入所などの情報が集まる高齢者支援センター(地域包括支援センター)との連携強化
空き家問題は、単なる不動産の問題ではなく、相続、福祉、地域コミュニティ、そして将来世代への責任にも関わる課題です。これからも現場感覚を大切にしながら、具体的な政策提案につなげていきたいと思います。
次回の市政報告会は、8月頃に開催したいと考えています。お楽しみに。
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