2023/6/5
江戸時代に幾度となく大火に見舞われ、その度に復興を遂げてきた東京。
幕末を経て明治5年に発生した火災は、近代化の出鼻を挫くようでもあり、「火事に強い街づくり」を渇望する声は一気に拡大しました。
そんな最中、都心の新建造物の全てを「レンガ造り」にしようとする壮大な計画が持ち上がり、優先された銀座地区では建造が進み、その流れが順次拡大するはずでした。
この都市計画を実行したのが、またしても渋沢栄一翁(がその一人)。当然ながら莫大な建築費他が掛かるため、銀行からの融資や金の流れを取り仕切ると共に、煉瓦製造を故郷の埼玉県深谷に委ねた辺りは見事な仕事ぶり。。
それでもあまりにも高価過ぎる為、この計画もやがて頓挫してしまうのですが、燃えない「レンガ」への憧れは誰しも抱いていて、コンクリートにその座を奪われる迄は不燃材の王様でした。
そこで写真の神輿庫。
佃の住吉神社境内にある、かつて八角神輿が収められていた旧神輿庫です。
深谷産であろう煉瓦をアメリカ積みにし、明治44年(1911)に完成。
文字通り燃えず、また大震災にも耐え、大切なお神輿をしっかり護ってくれた神輿庫。区内で唯一の「明治生まれ煉瓦造り」現役建屋となります。
いよいよ8月4日から始まる住吉神社例大祭。
お神輿だけでなく、神輿庫の方も見てみてくださいませ。

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ツカダ ヒデノブ/60歳/
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