2026/3/31
最近、「野菜が高くて買えない」「とりあえずお腹が満たされればいい」といった声を耳にすることが増えました。
手取りがなかなか増えない中で、食費を抑えざるを得ない家庭が増えています。その結果、私たちの食事は少しずつ変化しています。
安く、手軽で、長持ちするものが選ばれやすくなり加工食品に偏る傾向が見られます。量は足りていても、栄養のバランスは崩れやすくなっています。
見附市は「健幸のまち」を掲げ、健康づくりに力を入れています。
だからこそ今、日々の食事のあり方はとても重要なテーマだと感じています。
どれだけ健康づくりを推進しても、日常の食事が整わなければ、その効果は十分に発揮されません。
食は、健幸の土台そのものだと考えています。
子ども食堂に関わる中で感じるのは、「食べていない」のではなく、「選べるものが限られている」という現実です。
さらに、食材があっても、どう調理すればよいかわからないという場面にも出会います。
これは、単なる経済的な問題だけでなく、「食べる力」や「作る力」が世代を超えて十分に引き継がれていない現状も関係しているのではないかと感じています。
3月28日(土)には、「みつけ•ふれあい食堂 子どもの居場所づくり、春休みスペシャル」が開催されました。
私は企画に参加したものの、予定があり当日は参加できませんでした。ボランティアさんやいつもの幹事会メンバーの皆さんのおかげで、子どもたちに温かい食事と安心できる居場所が提供されました。
こうした取り組みは、単に食事を届けるだけでなく、安心して食べる経験や、人とのつながりを育む大切な場になっていると感じています。
食事は、材料があれば自然にできるものではなく、組み合わせ方や調理のしかたといった知識や技術によって成り立っています。
だからこそ、「食べること」は健康だけでなく、「生きる力」そのものだと考えています。
家庭での継承が難しくなっている今、学校での食育や調理実習のような活動の重要性はこれまで以上に高まっています。
また、子ども食堂のような地域の取り組みも、「食べる力」を支える場としての役割が期待されています。
食の問題は、個人の努力だけで解決できるものではなく、社会全体で支えていく必要があります。
食費を削るという選択は、それぞれの家庭の中での現実的な判断でもあります。
だからこそ、その中でどう食べていくか、そしてどう支えていくか。
この視点が、これからますます重要になっていくと感じています。
人は食べたものでできている。
それを忘れないで生きていきたいと思います。
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ホーム>政党・政治家>渡辺 みえ (ワタナベ ミエ)>食費を削る時代に見えてきた「食」の課題