2026/6/1
これまでの人生を振り返ると、失敗はたくさんあります。
議員生活だけでも20年近くになりますので、
「あの時はもっとこうすれば良かった」
と思うことは数え切れません。
ただ、その失敗があったからこそ学べたこともあります。
今でもよく覚えている失敗があります。
1期目の頃、市議会で一般質問を行った時のことです。
当時の私は若く、勢いもありました。
議会で市長に対して、通告していない内容について再質問を行いました。
すると市長は、とても長い答弁を始めました。
私は一言一句聞き漏らさないよう、必死に耳を傾けていました。
しかし、話は長いのですが、私が聞いた質問への答えが見つからないのです。
「今の答弁のどこが回答だったんだろう」
「私の質問に答えていたのだろうか」
そう考えているうちに、頭の中が混乱してしまいました。
さらに、
次に何を質問するべきか。
どこを再確認するべきか。
それも分からなくなってしまいました。
結果として、私は何も反論できませんでした。
今振り返ると、完全に煙に巻かれてしまった状態でした。
当時の市長は経験豊富な政治家です。
一方で私は新人議員。
経験の差を痛感した出来事でした。
議会が終わった後、とても悔しかったことを覚えています。
質問するだけではだめだ。
相手がどんな答弁をしてきても、対応できる準備が必要だ。
そう痛感しました。
この経験以降、私は質問準備のやり方を大きく変えました。
想定問答を作る。
予想される答弁を考える。
反論の準備をする。
さらに別の答弁が来た場合も考える。
できるだけ多くのパターンを想定するようになりました。
もちろん、今でも思い通りにいかないことはあります。
しかし、あの時の失敗があったからこそ、準備の大切さを学ぶことができました。
失敗は決して気持ちの良いものではありません。
ただ、失敗から学び続けることが成長につながるのだと思います。
若い頃の私は、正しいことを言えば伝わると思っていました。
しかし現実は、そう単純ではありません。
準備も必要です。
経験も必要です。
そして、失敗も必要です。
私はそう思っています。
失敗から学んだこともたくさんありますが、人生には失敗だけではなく、挑戦して良かったと思えることもあります。
次回は、
「挑戦して良かったと思うこと」
について書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二

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