2021/8/11
【目まぐるしく変わる警戒レベル】
昨日、新型コロナ対策本部会議が開かれ、感染拡大特別警報が発令されました。
感染拡大傾向が確認されて以来、富山アラート(7月28日)⇒ステージ2(8月5日)⇒感染拡大特別警報(8月10日)と目まぐるしく警戒レベルが変わり、「何が変わったのか?わかりにくい」と言った声も寄せられています。
特に、夜の会食という部分では、ステージ1から現在の特別警報に至るまで「自粛規制」は実質的に変わっておらず、飲食店の時短要請といった強い措置も控えてきたために、一長一短ありますが、県民にメッセージとして必ずしも十分に伝わっていないようにも感じられます。
【感染は引き続き50歳代以下が中心で、軽症者が大半】
7月20日から8月10日までの陽性者数は564名で、うち60歳代は23人(4.1%)、70歳代は6人(1.1%)、つまり95%は50歳代以下となります。
症状別では、無症状が43名(7.6%)、軽症が495名(87.8%)で合わせてこちらも約95%、中等症は24名(4.3%)、重症は2名(0.4%)となっています。
先日投稿したブログでは、軽症者は入院の必要がないと言う記述もしました。その後、同僚議員が新型コロナに感染し、その症状を細かに伝えてくれましたが、発熱が数日間治まらない様子も見受けられ、一言で軽症と言っても、その症状は幅広いということには理解が及んでいなかったと反省しています。しかし、いずれにしても入院や宿泊療養施設の活用の仕方については、工夫の余地はあるのではという気持ちは変わっておりません。
【ステージ3が間近? 病床逼迫の現状】
前述のとおり、高齢者のワクチン接種が8割を超えてきている現在、新型コロナ陽性者の発生動向は大きく変化しています。
医療現場においても、一言に「病床逼迫」と言っても、その意味合いに変化があるということです。
これまでの病床逼迫 = 重症化病床(ICU等)の逼迫。重症者の命を守れない可能性。
現在の病床逼迫 = 入院者数の増加によりマンパワーが限界に差し掛かり、一般診療を一部制限しなければコロナ患者を受け入れられない可能性。例えば、予定していた一般患者の手術を延期せざるを得ないなどの状態に陥る。
本来、ステージ3へは、重症病床(36床)の利用が3割(11床)に達した場合に移行するのが基準ですが、現在のような陽性者数が続き、入院者数が200名を超え(現在176名)、さらに勢いが収まらない事態となれば、重症病床の基準に達しなくてもステージ3へ移行せざるを得ないと県は考えているようです。
県民の皆様には、夏休み、帰省シーズンであり、本来は親戚や家族で集まったり、旧交を温めたりする貴重な時期ではありますけれども感染拡大防止にご協力をお願いします。
他方で、今すぐ議論することが適当かはわかりませんが、現在の病床逼迫の特徴から考えても、また、保健所や厚生センターにおける濃厚接触者を追いかける積極的疫学調査についても限界が近いことから考えても、全国的な課題でもありますが、やはり感染症法の分類の見直しについてもタブー視することなく議論が必要なのではないでしょうか。
(産経新聞 「新型コロナ厳格措置見直し 厚労省着手 感染症法の扱い緩和も」)
https://www.sankei.com/article/20210809-AK2TNCQDPVMPJJD6UHUUZ2LD3E/
【確実に効果を見せるワクチン接種】
感染拡大に伴い、重症者も少しずつ増加はしています。
増加の中心は、下図のとおり、50歳代(オレンジ)という傾向は変わりません。

他方で、ここ数日間で60歳代、70歳代でも1名ずつ重症者が出ておりますが、2名とも、感染時点においてワクチン接種を終えていない方であったということです。
自治体による接種体制の違い、体質や考え方などにより高齢者層でも現状2割弱の方はワクチンを打てていない状況であり、感染拡大が広がれば、やはり可能性としてはあり得ることなのだと思います。一日も早い回復をお祈りしたいと思います。
他方で、ワクチンは感染拡大を確実に抑えており、重症化予防にも大きな効果を発揮していることがはっきりとわかります。
中年層以上についてはワクチン接種をさらに加速化することが重要であると考えます。
他方で、子どもにワクチン接種することへの懸念も指摘されています。
こちらについては、もう少し、調査をして、自分なりの考えをまとめてみたいと思います。
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