2026/3/1

先日、
「大手企業が大卒初任給を月42万円へ引き上げる」という記事を読みました。
新卒で年収500万円を余裕超。
正直に言えば、地方の中小企業経営者にとっては衝撃的なニュースです。
豊橋市の中小企業からは、こんな声を聞きます。
「給与で東京に勝つのは正直厳しい」これは多くの経営者が感じている現実です。
豊橋の世帯年収は全国平均と大きくは変わりません。けれど重要なのは、可処分所得=実際に使えるお金です。
東京では年収が高くても、家賃や住宅ローンが家計を圧迫します。
しかし豊橋では、同じ年収で“広く、質の高い住まい”を持てる。
・持ち家取得のハードルが低い
・庭付き住宅や広いリビングも現実的
・住宅ローン比率が抑えられる
これは単なる安さではありません。人生の固定費構造そのものが違うのです。
東京では、教育費が“第二の住宅ローン”になると言われます。
豊橋では、
・私立依存度が低い
・通塾費・習い事コストが都市部より抑えられる
・移動距離が短く時間コストも低い
つまり、
子ども1人あたりにかかる総支出が合理的。
教育に「無理なく投資できる環境」は、30代・40代の高所得層にとって極めて大きな魅力です。
住宅・教育・生活物価。この三大固定費が抑えられることで、
同じ年収でも可処分所得は確実に増える。
それは、
・貯蓄に回せる
・自己投資に回せる
・趣味や家族時間に使える
という“人生の選択肢”の広がりにつながります。
同じ年収でも、手元に残る余力は都市部より大きい可能性があります。
さらに、
都会は遠い存在ではありません。豊橋では日常の延長線上にあります。
海・川・山が揃い、野菜と水が美味しく、子育ても安心です。
これからの豊橋は、二方向で考えるべきです。
このような状況を受けて、豊橋をはじめとした地方の中小企業では、大卒人材だけを求めるのではなく、高卒の若者を採用し、地元企業で育て上げるケースが増えています。
その理由は、
といった企業側の実務面と、地域社会の未来を共に担うパートナーとしての期待感があるからです。
特に技術職では、専門学校や高専を卒業した若者が、
という実例が増えており、単純に「大卒」だけを評価する時代から、職能と適性に応じた採用・育成戦略へと変化しています。
若手を育てることと同時に、
豊橋市にとってもう一つ重要なのが、東京圏の高所得層に住んでもらう戦略です。
いまはリモート時代。勤務地と居住地を分けることができます。
東京で高収入を得ながら、生活は豊橋で送るという選択は現実的です。
特に30代〜40代の高所得世帯は、子育て環境や将来の教育費を重視します。
豊橋の条件は、この層と相性が良い。
移住が進めば、
消費が増える・税収が増える・子どもが増える・地域サービスが維持できる
という好循環が生まれます。
自然に任せるのではなく、リモート企業との連携やトップセールスで、「住むなら豊橋」という選択肢を明確に打ち出す。
若手を育てる都市であると同時に、首都圏に選ばれる居住都市へ。
それが、人口減少を前提にしない都市戦略です。
大卒初任給42万円時代。
一見、地方に逆風。しかし視点を変えれば、
豊橋には
実質的な豊かさ・ 暮らしの質・育成力・アクセスの強み があります。
問われているのは、豊橋市が本気で、これを戦略として発信し、実行できるかどうか。
それでも豊橋を、「選ばれる都市」にする。
その挑戦こそが、これからの行政運営に求められていると考えます。
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ホーム>政党・政治家>近藤 ひさよし (コンドウ ヒサヨシ)>大卒初任給42万円時代へ。それでも豊橋を「選ばれる都市」にすることが大切