2026/3/9
去る3月7日、崎山貝塚縄文の森ミュージアムにて開催された公開講座**「長根古墳群が語る古代ロマン」**に参加してまいりました。宮古市が誇る歴史の深さを再認識するとともに

今回の講座を通じて改めて感じたのは、普段何気なく通っている長根地区の丘の上に、これほどまでに偉大な遺跡が存在していたという驚きと喜びです。まさに地域の魅力を再発見する機会となりました。
長根古墳群は、東北地方北部に広く分布する「末期古墳群」に属します。これまで県内の末期古墳群は北上川流域などに集中していると考えられてきましたが、長根古墳群の発見により、岩手県沿岸部における古墳群の存在が初めて明確にされたのです。これは考古学的にも極めて貴重な意義を持つとのこと。
古墳からは、当時の社会を知るための重要な手がかりが多数出土しています。
和同開珎の発見: 岩手県内でも数点しか発見されていない貴重な銭貨「和同開珎」が見つかっています。これは、当時の大和政権(朝廷)との交流や繋がりを強く示唆するものです。
国際的な交易: 出土した「玉類」の中には、海外からもたらされた(朝鮮半島?)と言われるガラス玉も含まれています。当時の宮古の人々が海を越えたダイナミックな交易を行っていた様子を想像すると、まさに歴史のワクワクが止まりません。

長根古墳群が築造された8世紀代、奈良や京都では朝廷が統治を強めていましたが、宮古を含む北東北はまだその支配下にはありませんでした。当時の東北の人々は**「エミシ」**と呼ばれ、中央とは異なる独自の文化を築いていました。
その文化を象徴するのが、長根古墳から完全な形で出土した**「蕨手刀(わらびてとう)」**です。
柄頭がワラビの新芽のように丸まっているのが特徴で、東北地方に集中して出土しています。
これは、この宮古の地にもエミシの有力者が存在していたことを物語る大変貴重な資料です。

結びに代えて
今回の講座を通じ、長根古墳群が単なる古い跡ではなく、厳しい時代を生き抜いた先人たちのアイデンティティと、遠く中央や海外まで見据えた交流の証であることを学びました。
地域の宝であるこの歴史的価値を次世代へ繋ぎ、宮古のさらなる魅力発信に繋げていく。その重要性を改めて心に刻んだ一日となりました。
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ウエダ シュウイチ/45歳/男
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