2025/11/3
三重県にある学校法人日生学園は、かつては勉強だけでなく「厳しさ」と「鍛錬の場」としても知られていました。
私もその高等学校で青春時代を過ごし、卒業後は教員免許を取得して母校に教員として勤めました。現在は学校法人の評議委員として、微力ながら今の教育現場の変化にも関わらせていただいています。そんな私にとって、学校が時代に合わせて新しい形へと進化していく姿を見るのは、何より嬉しいことです。
現在は学校法人として存続し、当時の伝統を守りながら、その精神を受け継いでいるのが「桜丘中学・高等学校」と「青山高等学校」です。どちらの学校も男女共学、“斬新な日本型ボーディングスクール”として全国的に再注目を集めています。
伊賀市にある桜丘高校は中高一貫6ヶ年教育で勉強と部活動の両立を目指す生徒が多く、進学実績は全国レベルにまで伸びています。偏差値50で入学した生徒が、卒業時には70台へと成長。東大をはじめ、国公立大学、医学系大学、早稲田・慶應などの難関私立大学への合格者も増えてきています。英検2級の取得は全員必須で、海外赴任などを志す生徒も多く、実際に外交官になり世界で活躍してしている卒業生もいます。まるで映画「ビリギャル」のように、努力を重ねて夢を実現する生徒たちの姿を見るたびに、教育の力を改めて感じます。合格発表の日には仲間と抱き合って喜び合う姿があちこちで見られ、その瞬間に積み重ねてきた努力の尊さを実感します。
一方、津市の青山高校は自然豊かな約80万㎡の広大な敷地を誇り、四季折々の山々に囲まれた環境の中で、生徒たちは心身をリフレッシュしながら勉強とスポーツに集中しています。新しく整備されたサッカー場は人工芝の公式グラウンドとして認定され、全国大会を目指す選手たちが日々練習に励んでいます。体育館もバスケットボール専用の床にリニューアルされ、まるでプロのアリーナのような雰囲気の中で、生徒たちはのびのびと活動しています。
両校に共通するのは「全寮制による教育」です。朝は挨拶から始まり、食事は栄養士によるカロリー計算のもと、栄養バランスと美味しさを両立。人気メニューのカレーや唐揚げの日には、食堂が笑顔であふれます。大浴場で疲れを癒やしながら仲間と語り合う時間も貴重なひととき。洗濯は一括クリーニングセンターで仕上げてもらえますので1日の時間を有効に使えます。上級生が下級生を支える“ブラザーシステム”も根づいており、初めての寮生活でも安心して過ごせます。また塾に相当するチューターシステムがあり寮に主要教科の先生が教えに来てくれます。
課外も、弁論大会やディベート大会、Googleなどの講師による情報リテラシー講座など、社会とつながる実践的な学びが数多く用意されています。ここでは、生徒全員がiPhoneやiPadを使いこなし、プログラミングなどITを日常的に学んでいます。まさに現代的な教育改革の象徴といえます。生徒たちは自らの考えを「発信する力」として磨き、将来への自信を育んでいます。
また両校ともに高校2年時にオーストラリアホームステイ研修が必修である事から、世界に視野が広がり、英会話と国際的な感覚が自然と身についてゆきます。
先日私は、津市の白山総合文化センターで行われた「楓フェスティバル」に行って来ました。
青山高等学校の生徒会実行委員が主催し、プログラミング部、ダンス部、吹奏楽部、和太鼓部、放送部などが日頃の努力の成果を披露。どのステージからも、仲間との絆と一生懸命さが伝わり、胸が熱くなりました。とくに放送部による声劇、 「DIS・・NOTE」は、NHK全国大会で彼らが準優勝した作品で、現代の若者が抱える悩みや孤独感、劣等感をリアルに描いた見事な内容でした。演技に引き込まれ、気づけば涙腺が緩んでいました。彼らの表現の中に、確かに“人間教育”の魂が息づいているのを感じました。
来年度からは、高校授業料の無償化も始まります。経済的な負担が軽減されることで、私立高校を選ぶ生徒がこれまで以上に増えるでしょう。だからこそ、学力だけでなく「人として成長できる学校」の価値が、これからますます問われる時代になると思います。
かつてから大切にしてきた「人間教育」の精神──その心は今、桜丘・青山の名のもとに、より豊かで明るい形で受け継がれています。
礼節や寮生活の精神を大切にしながらも、教育改革を進めることで、生徒たちは学力と人間力の両方を磨いています。
時代が変わっても、教育の本質──人を育てるという志──は変わりません。
その現場に立ち会えたことを、心から誇りに思います。
#ばんたけひろ後援会
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バン タケヒロ/63歳/男
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