2025/11/8
選挙戦も残りわずかとなって参りました。
私の弟は、29歳のとき交通事故で車いす生活になりました。
当時、家業のカギ屋は経営難。「この店だけは守り抜こう」と父と弟と三人、必死に働いていた頃でした。弟の事故後、父までもが病に倒れました。母と共に愕然としました。
けれど弟は、家族の支えと持ち前の明るさで前を向き続け、今ではIT企業で働きながらパラアーチェリーの選手としても活躍しています。腕前は全国大会優勝の実力。父ゆずりのユーモアとポジティブさを見ていると、人の可能性は無限に広げられるのだと教えられます。
私自身も、一人で父の店を継ぐことになり、地域の安全を守るのがカギ屋の使命だと信じて腕を磨きました。早朝でも深夜でも、困っている人のもとへ駆け付け、喜んでもらえる瞬間が生きがいでした。
カギ屋の経営が好転し、家の経済状況が落ち着いた頃、地域の方から区議会議員に挑戦しないか、と推薦を頂きました。その時は、政治の世界に進むなんて、想像すらしていませんでした。
しかし、カギ屋の力だけでは変えられない“まち全体の課題”がある――そう感じる場面が増えました。カギ屋出身の議員は多くありません。だからこそ、現場起点の新しい視点を区政に持ち込めるのではないか。前へ進み続ける弟の姿に背中を押され、私は挑戦を決めました。弟が教えてくれた「困難を乗り越える力」を葛飾のすべての人に持って頂きたい――と。
2021年、区議会議員選挙に当選。1期4年の間に、さまざまな場所のバリアフリー化を実現してきました。
たとえば令和4年9月、奥戸総合スポーツセンターのスロープ改修を要望し実現。中川の土手に上がる傾斜が急で危険だった箇所を、緩やかに改修することができました。車いすの方も、急坂がつらい方も、安心してスポーツを楽しめるように――パラスポーツに励む弟がいたから気づけた課題でした。
他にも、小さな段差、道路の穴、ささくれた木の手すり……。地域の声をいただけばすぐ現場へ。
「このままだと、つまずく人がいるかもしれない」
「けがをする人が出るかもしれない」
子どもから高齢者まで。健康な人も支援が必要な人も。あらゆる人にとって安全な葛飾か?――そう自問しながら、ひとつずつ解決してきました。
次に私がやりたいのは、要介護者の個別避難計画づくりを、地域総出で前に進めることです。現在は8町会が実施してくださっています。
自宅にいる要介護・要支援の方は、自分だけでは避難できず家に取り残されるケースがあります。移動そのものが難しいだけでなく、おむつや薬の準備、機器の取り外し・持ち運びなど、出発までに時間がかかるのです。(この点は、小さなお子さんがいるご家庭にも通じます)
また、聴覚・視覚・認知などに特性がある場合は、避難指示を受け取りづらいこともあります。誰が、どんな手段で、どの言葉で伝えるか。誰が何人で介助するか。――判断材料を平時に整理しておく必要があります。
体力・情報・人脈の差で生まれやすい避難格差を、計画で下支えすることが地域全体の生存率を上げることにつながります。災害はいつも“想定外”。だからこそ平時の準備がすべて。鍵一本で家の安全を守るように、一人ひとりの事情に合った「避難のカギ」を事前に作っておきたいのです。
事故で車いすになっても、弟は挑戦をやめませんでした。全国の舞台に立つまでの歩みを知っているからこそ、私も勇気を持って伝えたい。
できることを、いっしょに始めませんか。
カギ職人で培った即応力と、議会で磨いた実現力で、一人も取り残さない避難を一歩ずつ形にしていきます。
ご意見・ご提案をどうぞお寄せください。現場で一緒に確かめ、動きます。
どうか下山しんいちを再び区政に押し上げてください。
よろしくお願いいたします!最後の一分一秒まで訴え抜いて参ります。

葛飾区議会議員 下山しんいち
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シモヤマ シンイチ/60歳/男
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